テレビドラマ版をたまに観ていたが、最初の頃は深キョンファンの為のドラマだなーって感じで流していたものの、段々ヘンテコさに拍車がかかり、どこか振りきった感まで出てきて、次第にはまってきた。
特に円城寺のキャラがとても良かったので、いつのまにかひたすら彼の登場シーンだけを楽しみにしていたような気がする。
で、アマプラでついには劇場版まで観ることに。
まあ、お話はアレだし、ぶっちゃけ円城寺が全部持っていっている感はあるんですが、もとより円城寺の華麗なアクションを観るのが目的なんでこんなもんかなーという感想。
個人的には円城寺のスピンオフ作って欲しいなー。
ネタばれ
しかし劇場版ではさらに荒唐無稽に拍車がかかり、ついにはタイムマシンまで開発してしまうなんでもありっぷり。
そして久しぶりの観月ありさがJOKERもどきの悪役にキャスティングされたことに驚いた。
『踊る大捜査線THE MOVIE』でのレクター博士もどきキョンキョンもそうだが、アイドルは一度はこういうサイコパスな役を演じたい願望でもあるのだろうか?
しかし、少々サイコパスが過ぎたようで、愛する夫が殺された悲しみから、その復讐を阻止し、娘を奪ったLの一族に復讐するというのはわかるとして、人殺しを厭わず、自分の娘さえも手にかけるという心理が、もはや、そこまで振り切っちゃうのは最初からちょっと異常者なんじゃないかって感じで、かつて自分の夫が自分が作った娘へのプレゼントを守ったことを知って心を取り戻すという展開に無理を感じてしまった。
円城寺が泥棒オリンピックで金メダルを取得し、深田恭子演じるハナに「噛むかい?」「噛まない」のやりとりは面白かった。
あと、なにげに小沢真珠と渡部篤郎のバカップル夫婦が好きだったりする。