ソウシリーズは確かに1作目は面白かった。
しかし、シリーズの常で、いかに残酷に殺すかという部分がエスカレートしていくだけなので、私は3作目でギブアウトしてしまった。
よって、シリーズとして観るのは久しぶり。これは第9弾にあたるが、一応仕切り直しの新シリーズっぽい作りになっている。
(しかし脚本家によればシリーズのリブートでも再起動でもないらしい。)
ソウシリーズではあるが、普通にポリスものという感じもある。
ストーリーはまあまあだが、どうも主人公のバンクス刑事を演じる俳優クリス・ロックが好きになれない。役柄としては腐敗した警察署の中で一番良心的人物であるはずなのだが、なぜこんなに好感をもてないのだろう…。どうも演じ方が嫌というか、まあこれは単純に好みの問題なんだけど。
ネタばれ
サミュエル・L・ジャクソンはほんと、仕事を選ばない人だなー。
今回もよく引き受けたってくらい悲惨な役柄…。
殺され方も相変わらずえぐい。
どの死に方もいやだなーと思うが、まあ、舌を引っこ抜くとか、指をちぎられるとか、あのあたりは例え助かってもねーという感じはあるのだが、ガーサ署長だけは、熱湯のろうそくで窒息するよりは半身不随という選択肢もぎりぎりありだったのではないかと思う。
観ている途中眠ってしまったので、新人の相棒が犯人だったというオチを先に知ってしまった上で再度見直したので、ちょっといまいちな印象になってしまったのだが、仕掛けとしてはまあまあよく出来ている。
この相棒は結局逃げてしまったし、バンクス刑事も生き残ったので、今後このふたりの因縁話的にシリーズが続くのだろうか。
だとしたらあまり魅力的には思えないなー。