『ハッピー・デス・デー』の元ネタと言う流れから観てみることに。
1993年の作品なのでちょっと古い作品ですね。
個人的にどうしてもビル・マーレーが好きになれなくて、こんな機会がなければ観ることもなかったと思われます。
過去を何度も繰り返すことで、目的を果たすというシチュエーションはやっぱりシミュレーションゲームっぽい印象を受けますね。
(私は恋愛シミュレーションゲームはやったことがないですけどね)
ヒロインが観た顔だなー、誰だっけ、って思ったら『セックスと嘘とビデオテープ』のアンディ・マクダウェルなのね。懐かしい。
この種の映画は最初の仕込みの段階がやや退屈なんで、そこで何度か挫折しましたが、なかなか「お、そうくるか」と言う展開で楽しめました。
ネタばれ
何度も同じシチューエーションを繰り返す中で、次第にヒロインの心を掴む手法を学んで行くあたりは想定内な展開。そこから息詰まって何度も自殺を繰り返すあたりも、まあ、わからんでもない展開。
ただ、ありあまる無限の時間を手にしたことで、ピアノを習ったり、氷の彫刻の技を身につけたり、教養を高めていく展開は、なるほどなーと思った。ずっと町の人間と接し続けているので、皆の心を掌握する術にも長けていく。
ある種の天才とか、人たらしというのは、実は同じ時間を繰り返して生きてきた人間ではないのだろうか、なんて思えてきちゃうね。
ただ、女性の心を落とすのは、意外な才能とか、人望とか、そういうものなのかーという感覚を受けた。まあ、それも恋愛の要因にはなりうるのだけど。
ヒロインが主人公を見る目が代わり、いきなり高額で競り落としにかかるところは驚きというか、ちょっと急にがつがつし過ぎな気もするが、まあ、コメディだからこんなオチもありなのかな。
見事彼女の心を射止めたことでゲームクリア。次のターンへお話が続くって感じだね。