南勝久の原作は第1部完結まで読了。

映画の方は興味があまりなかったが、プライムで無料で見られるので、一応どんなもんか見て見た。

 

主役の明が岡田准一という時点で、イケメン過ぎかなーというのと、ちょっと年が上過ぎる印象はあったが、まあまあ、雰囲気は出てた。

それより木村文乃の洋子がビジュアル的にびたっとはまっていて、時々漫画から抜け出てきたような表情を見せることにびっくりした。

宮川大輔演じるジャッカル富岡もはまっていた。

 

もっと原作からかけ離れた感じになるのかなーと思ったら、思ったよりは原作に寄せている感じがあった。

そもそも期待はしてなかったので、あくまで思ったよりは良かったというか。

意外に漫画のギャグ要素も取り入れていたし、尺を考えると省略はしょうがないし、まあ、こんなもんかというまとまり感はあった。

 

クライマックスのアクションも見られる出来だったし、フランス人アクション振付師のアラン・フィグラルツをファイトコレオグラファーとして起用しただけはあるというか、なかなかキレのあるアクションもあった。

まあ、明に原作のような無敵感はないし、やたら敵がわらわら沸きすぎだとは思うけど、映画的盛り上がりを考えると、これまたこんなもんかなーという、なんだろう諦めにも似た理解というか。

 

なんで最初の期待値が低かった分、悪くないんじゃないという感想になったけど、やっぱり漫画読んだ方が面白いやって気分ではある。

シリーズ化が決定し、今年第2作が『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』が同じキャストで公開されるらしいが、またプライムで無料で見られる時が来たら見てもいいかなーという何様な心境。