久しぶりにロバート・ゼメキス監督の作品をプライムで観ました。

実在するイラストレーター・ミニチュア模型写真家マーク・ホーガンキャンプの実話に基づき、彼がクロスドレッサーだったためにヘイトクライムによる酷い暴行を受け、ミニチュア模型撮影によって癒やしを得るという話しで、ビジュアル的にも題材的にも非常に面白そうに感じたのですが、結果はいまいち入り込めませんでした。

興行的にもあまりふるわなかったようで、批評家の評価も芳しくありません。

具体的にどこが敗因なのかわかりませんが、ただ、なんだかいまいち期待していたように面白くないのですよ。

確かにビジュアルは面白いのです。彼が撮影する人形の顔と現実の人の顔がリンクし、きっとマーク・ホーガンキャンプの写真が実際に動いているようなバーチャル感を味わえる楽しさがあると思うんです。

でも、なんだろう。主人公が終始女たちにもてもてな立ち位置で、そういう男の妄想を延々と見せられるのがしんどいというか、いや、そういう妄想によって主人公が癒やされているのはわかるんですが、やっぱり面白いという感じはないんですよね。

マーク・ホーガンキャンプを演じるスティーヴ・カレルははまっていたと思います。

 

 

ネタばれ

結果的には手の届かない女性たちより、自分を思っている身近な女性に落ち着くという結末ですね。

女性側の思いが通じてよかったなーと、そっち?って言う感想に落ち着いてしまいましたね。

あと、クライマックスはちゃっかり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディでしたね。