2も安定の面白さ。
相変わらずライアン・レイノルズのセルフパロディみたいな映画になってるけど、あのネタもあのネタもあのネタもよかったw
意外なあの人も登場するしw ジョシュ・ブローリンもタイムリーだしw
って、ネタばれになるから何にも言えやしねーw
ネタばれ
のっけから映画『ローガン』をディスり、自死するインパクトで掴みはOK。
前回苦労して救出したヴァネッサがいきなりシボンヌで、そこから007のOPパロディという流れも笑える。
デップーのおしゃべりは相変わらず面白く、ちょいちょいDC映画ネタはさみ笑わせてくれる。
またくどいほどポリティカル・コレクトネスに配慮した言動が逆に嫌味で面白い。
この映画、なんといってもXフォースの無意味っぷりがすごい。
物語的には完全に無駄とも言えるシーンなのだが、そこに結構な尺を使っているあたりが実にいい。
本当に存在しているのか怪しかった透明人間パニッシャーも一瞬姿を現すが、それがブラピって言うのも傑作。
Xフォースで唯一役だったのが幸運の能力を持つドミノだけっていうのが、また。でも彼女の幸運は確かにすごい。
前回のタクシー運転手もいい味だしてる。能力がないので仲間になれない彼が、やはり能力のないピーターが採用された際の反応が面白い。
ユキオとデップーがお約束のように「ハーイ、ユキオ」「ハーイ」と挨拶し合うのが可愛い。
毎回マイナーなX-MENしか出てこないが、一瞬有名どころのX-MENが姿を現し、デップーにばれないようにそっとドアを閉めるところが面白かった。
ジョシュ・ブローリンも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開と重なり、タイムリーにサノスネタでいじられて美味しい。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のスケールのでかさにくらべると、炎を操るミュータントの暴走を止めるだけという、極めて小規模な事件という感じがするが、そこがまたいい。
時間を操る機械があると、いろんなことがうまいこと解決するご都合主義になるのだが、デップーの場合はそれを逆手にとって、『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のデッドプールや『グリーンランタン』のライアン・レイノルズを葬るあたりは傑作だった。
これだけやりたい放題で自由で面白い映画はなかなかないので、引き続きシリーズが続いて欲しい。