『アナベル 死霊館の人形』の前日譚ってことですが、ぶっちゃけ前日譚とかもうどーでもいいかなーと思いつつ、うっかり観てしまいました。 

ところどころ怖いシーンもあるんですが、途中から「悪霊は何がしたいねん!」って言うじれったさにイライラと、自ら怖い思いをするような事に首をつっこむ子供にまたイライラと、こんだけあからさまな超常現象が起こっているのに暢気な登場人物たちにイライラと、そんな気持ちの悪い人形を作るなよ!って人形師にイライラと(笑) 

で、終始、これって本当はラガディアンなんだよねーって言う冷めた気持ちで観てしまう。 
そうそう、本家ラガディアンもサービスカットのように登場します(笑)

 

 

ネタばれ

娘を事故で失った上に、悪霊に取り憑かれて散々な目に遭う両親。

足が悪いけど、必死に頑張ってる少女は悪霊に取り憑かれ、孤児たちは散々な目に遭う。

さらに、孤児を引き取った夫婦も孤児に惨殺され…。

って、なんか不幸な人がさらに不幸に陥っていく救いのない話しで後味悪すぎ。

 

足の悪い少女は入ってはいけない部屋に入り、シスターに懺悔までしたのにもう一度入っちゃうあたりは「???」。

いや、好奇心に負けたのか、既に悪霊に導かれてたってことなのか…。

 

幼いリンダは人形が二段ベッドの下にいるのに眠れちゃう肝っ玉が据わった子供。私なら悲鳴をあげて大騒ぎするよ。

(このあたりのシークエンスは怖くてよかったけどね)

まあ、この時も悪霊は何をしたかったのか謎っていうか、ただリンダをびびらせたかっただけ?

夜中にひとりで人形もって井戸に捨てに行くあたりも相当肝っ玉座ってるしね。

 

人形に布をかけたらその布がかかった状態で背後に現れる描写も怖かった。

階段を椅子で移動する装置は、「多分怖いことになるんじゃないかなー」というフラグ立ってて案の定の怖さ。

エレベーターから這い上ってくる悪霊も間違いない怖さではある。

でも割とポルターガイスト的に派手な描写の方が多いので心理的な怖さは薄いかなーっと。悪霊パワフル過ぎるんで、そんだけパワーあるのに途中途中はただ怖がらせるだけのためにちんたらやってるのは何故なの?って気分になる。

怖いシーンを羅列しているだけで、必然性が薄いって言うか…。

 

まあ、途中から完全にアトラクションと化してましたね。