ヒアリが騒がれる昨今、ふっと見直したくなった1本。
一見昆虫パニックものっぽい印象なんですが、これが、あーた、めっちゃめっちゃハーレクイン・ロマンスなんでございますよ(ちなみに私はハーレクイン・ロマンス読んだことないですけど、噂に聞くイメージって意味で)。
注目すべきは、19歳まで女性経験なく、それ以降はひたすら女遊びをすることもなく南米の開拓に15年勤しんだ男が、条件だけで会ったことのない女を嫁にもらい、その嫁が実はバツイチだとわかったことで、動揺しまくるチャールトン・ヘストンのツンデレっぷりですよ。
なんでも新品が好きって言うかなりイヤーな感じの男なんですが、この嫌な奴が次第に軟化していく姿はもう王道の展開。
こりゃー、女心のツボをつきますな。なんだかんだで徐々に惹かれあうふたりにキュンと致します。
彼の鎧がはがれるに連れて、彼が15年かけて建てた堅固な城が崩壊するのも象徴的というか、最後に愛だけが残りましたって、いい話しやないですか。
なんで、はっきり言ってふたりのロマンスを前にもう蟻さんそっちのけです。蟻が攻めてくるシーンなんて殆どおまけです。