なんとなく巷で評判がよさげなんで観てみたんですが…。
確かにマペットを使用したゾンビーバーは見た目もキャッチーでCGにはないぬくもりが感じられます。
予算の都合か殆ど数体しか観られませんけどね。
ゾンビーバーから感染したゾンビーバー人間などもユーモラスでした。

しかし、基本は低予算映画のフォーマットにのっとっただけの映画で、お馬鹿な男女の若者が人里離れた別荘に泊まり遭遇するシチュエーションなんて『13日の金曜日』『死霊のはらわた』スラッシャームービーでは何百回となく見せられたお決まり感。
低予算らしくエッチなお色気シーンも満載。
頼りになりそうな猟師の扱いも大体予想の範囲内。
と物語的には観るべきものは殆ど無く、その割には前半は男女のいざこざをひたすら見せられるのでなかなか退屈。
およそ泳ぐ気になれない汚い湖もそこしかロケ地なかったんでしょうかね。

ただし、オチの付け方は結構好きでした。最初に出てきたふたり組の会話はまあまあ面白かったし、そこに繋がる!?という意外性もあって悪くなかったです。

あたかもヒット作のようにいろいろ特典映像だけは満載で、よく知らない俳優のオーディション風景まで見られました。なんか制作者がとても楽しそうで良いですね。