ギレルモ・デル・トロ監督の初期の頃の作品ですね。
異色な吸血鬼ものです。
しかし、なんかじーさんふたりが不死を求めて争うビジュアルが美しくないというか、脇がまたロン・パールマンって、個性的ないい俳優だと思うけど、もうちょっときれいどころが欲しい訳ですよ。まあ、じーさんの孫を演じる子役がかわいいけど、それだけでは物足りない。
吸血鬼ものって本来ちょっとセクシャルなもんですが、じーさんじゃなー。床の血をなめるシーンはちょっときつかったし。 じいさんがクロノスの力でどんどん若返るから、美しい若者になるのかなーと思ったら、途中から小汚い方向に向かっていき、どんどん辛い方向へ。この先どうなるんかなーと言うところで尻切れトンボな感じもしなくもなく。とにかくある種のサービス精神がまったくない渋い絵面でした。
ということで、このポスターのような色っぽいシーンは皆無ですので、あしからず。
そうそう虫の形をした謎の金属機械はよかったです。ちょっとクローネンバーグっぽい感じでした。