いやー、何が一番驚いたかと言うと、シャルロット・ゲンズブールが出演してたことね。
シャルロット・ゲンズブールがローランド・エメリッヒの映画に!? 何があったの? どうしちゃったの? しかも全然たいしたことない役だし。
ビル・プルマンやたら老けたなーと思ったら、髭を剃ったらやっぱりイケメンでした。
いつものごとく派手は派手だけど、なーんとなく前作のようなベタ中のベタとして突き抜けた感じがなく、散漫としちゃって、頭を空っぽにしてアトラクションのように楽しむつもりが物足りない気分になりましたね。
ネタばれ
登場人物の多さは前回も同じなんですが、前回は個々のエピソードがきちんと印象的に回収されるのに対して、今回はどの人物のエピソードもたいして印象に残らないんですよね。
ビル・プルマンなんて格好よく自己犠牲に出たけど、結局無駄死にだったし、ウィル・スミスの息子ディランにしてもその設定がそれほど活かされてはいません。
リアム・ヘムズワース演じるジェイク・モリソン中尉との確執もいまいち薄いし、ジャン・ラオ司令官が彼を目の敵にしているという設定も中途半端。相棒のチャーリーと中国系の美女レインの関係もあってもなくてもいい感じ。
ブラキッシュ・オーキン博士が生きていたのはちょっとびっくり。
そして、最後にきておっさんたちのラブシーンを見せられたのもびっくり。
ちなみにミルトン・アイザックス博士は同性愛者という設定らしい。
今回は彼らの存在が唯一印象的ではあったかな。変な意味で。
ジェフ・ゴールドブラムも今回はそれほど印象深い存在ではなかったかな。
父親が相変わらずお変わりなくお元気でしたが、こちらも前回ほどの存在感がない感じ。
こんな感じで、いまいちストーリーに前回ほどの起伏も緊迫感も燃える展開もない感じなんですよねー。とにかく派手のごり押し感は否めません。
まあ、前回は今ある世界の日常に突如巨大UFOが現れるという衝撃があったのですが、今回はそのUFOによって人類の文明がかなり進化してる設定なんで、現実感が薄れてしまったのもいまいちの原因かなーと思います。
これでさらにお話が宇宙に飛び出すともう別物映画と言っていいでしょうね。
あと、前回はコンピューターウィルスで撃退という宇宙戦争オマージュ的内容なんですが、今回は女王さえ殺せばなんとかなる的な、エイリアン2のオマージュなのかはわかりませんが、前回以上に安易な感じでした。