これのリメイク版『ノック・ノック』を観たので、ちゃんとオリジナルの方も観てみようかなーという流れ。
しっかし、この邦題はなんとかならんもんですかね。レンタルするのも恥ずかしゅうて、恥ずかしゅうて。
もっとも原題は『MAKE-UP』『DEATH GAME』『THE SEDUCERS』と複数あるようで、よくわかりません。

1977年の作品とはいえDVDの画質がひどい。それがまた味になっているような、ないような。

リメイクに比べて展開はあっさりサクサク進む感じ。
のっけから「これは実話である」って例のごとく「ほんまでっか?」みたいな注釈。
「この映画を観れば、人は誰でも突然災難に陥る可能性があることがわかるだろう?」って感じで、いや、確かに「人に親切にして、ちょっと出来心だしたら、こんな悲惨な目にあっちゃいました」という不条理感満載ではありました。

オリジナルも女優ふたりをちゃんときれいどころでそろえているところが素晴らしいですね。
イーストウッドのもと恋人ソンドラ・ロックも私の好き系なクールビューティーだし、コリーン・キャンプもかわいい系で、この映画がただのB級映画で終わらないのはこのふたりあってかなーなんて思ってみたり。
メイクアップしてからのソンドラ・ロックのタキシードみたいな衣装も格好よかったです。

緑のライトも幻想的で、まさに悪夢のようで、カルトとして人気なのもわかる不思議な魅力がありますなー。
リメイクはリメイクでよく出来てましたが、オリジナルはオリジナルでまた違う魅力があって、古いながらも悪くない感じです。

オチに関してはやっぱり道徳的な決着をつけたかったんですかね?