知人に面白いと勧められて観てみたんですよ。
ガイ・リッチー監督ってところに一抹の不安はあったんですが、まあ、面白かったです。

これって、テレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイクだったんですね。『0011ナポレオン・ソロ』は観たことがなかったんですが、一応ドラマの存在は知ってたんで、主人公がナポレオン・ソロと呼ばれた時点で「ああ!」と理解した次第です。

wikiによると、1960年代には「日本では『ビートルズか!?ナポレオン・ソロか!?』と言われるほどの大人気番組」だったそうで、知名度はそこそこあると思ってましたが、そこまで人気があるとは知らなかったです。

でも、CIAのソロと、KGBのイリヤが切磋琢磨しながら協力し合うというのが大変面白く、特に私はソロよりイリヤの方に魅力を覚えたのですが、ドラマの方でもイリヤの方がソロの人気を凌ぐ勢いだったそうですね。
というか、私はずっとドラマの方のイリヤ役の人がナポレオン・ソロだと勘違いしてました。

ソロ役のスーパーマンことヘンリー・カヴェルはこういういかにもアメリカ人って役が似合います(実はイギリス人らしいですが)。
イリヤ役のアーミー・ハマー『ソーシャル・ネットワーク』のイケメン双子なんですね。身長196cmってめっちゃ長身!
英国スパイのボスがヒュー・グラントってところがなんとも言えませんね。ソロ以上にナンパ野郎っぽいけど彼がリーダーで大丈夫ですか、 U.N.C.L.E.。
ベッカムも出演しているらしいけど、全然わかりませんでした。
敵側の女ボスを演じたエリザベス・デビッキは時々、オードリー・ヘップバーンに似てるなーと思いました。

同じくテレビドラマをリメイクした『ミッションインポッシブル』よりは地味な印象ですが、要所要所とぼけた笑いがあって、じわじわ楽しい感じです。
クライマックスはこれでもかってくらいスプリットスクリーン多様でしたね。
60年代の雰囲気をお洒落に再現というあたりも見所です。