ベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンのツーショット。濃いわ~。
こんなこってりした親父ふたりにはさまれたらそりゃーエミリー・ブラントも霞むわ~。
というか、女性のFBI捜査官って『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインといい、どうしてこうケツ顎女優が選ばれるんでしょうかね。
監督が人を不快感にたたき込むドゥニ・ヴィルヌーヴですが、今回はそこまで後味悪いもんじゃなかったですよ。
でもメキシコの麻薬カルテットの話になると『悪の法則』もそうでしたが、なんだかホラー映画並に怖い感じになるんですよね。
ヨハン・ヨハンソンの音楽がまた余計に緊張感を高めるというか、これがアカデミー作曲賞をとっても不思議はなかったと思うんですよ。
ネタばれ
最後にベニチオ・デル・トロに脅されてエミリー・ブラントが泣きながらサインをするシーンで、「とりあえずサインしといて、あとから脅されたって撤回出来ないのかなー」と思いながら観ていましたよ。
しかし、ああいう場所で、ただ教科書通りの正義を振り回すのも場違いなのかなーという気持もありますね。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『レヴェナント』とは対極な、自然の裁きにまかせるなんて悠長なことを言ってられない、がっつり復讐するお話ですもんね。
とにかくどんどんメキシコのイメージが怖いものになっていきます。