ビル・プルマンがハイチでひたすらいたぶられるの図。

ということで、最近「今日は人類の独立記念日だ!」の元大統領としてスクリーンでお目見えする事が多いビル・プルマンですが、久しぶりにこの作品を見直したくなりました。
でもビル・プルマンって甘いマスクのイケメンさんなんですが、甘いマスクの男性がいまいち好みじゃない私には、なんというか微妙な俳優さんです。

原作はハーバード大学の人類学者、ウェイド・デイヴィスのノンフィクション本『蛇と虹-ゾンビの謎に挑む』らしいのですが、いったいどこまでこの本の事実に沿った作品なのかは謎です。
謎どころか、多分事実など小さじ一杯程度で、あとは完全に創作としか思えません。

ハイチにおけるゾンビ化現象の謎に迫るという一見真面目でアカデミックなお話のようですが、割ととんでも展開というか、かなりの異色作です。
ビル・プルマン演じる人類学者は映画の最初から最後まで悪夢と幻覚と拷問で悲鳴ばかりあげております。この映画はもしかしてひどいめにあわされるビル・プルマンを楽しむ映画なんじゃないのかと勘違いするほどです。
それほどショッキングなシーンもなく全体にぬるーい映画ですが、でも、私は後半の呪術合戦など、ダークファンタジーの趣もあって嫌いじゃなかったりします。

ところで実際の人類学者の研究における信憑性や、ハイチのゾンビ化現象の実態などは、こちらのブログなどが参考になるかもしれません。
ハイチのゾンビ伝説

最後に、ビル・プルマンの下着が白のブリーフなのは残念です。