題材には興味を惹かれないのですが、やっぱり、ケイト様がアカデミー賞にノミネートされた演技が観たくて足を運びました。
華奢なルーニー・マーラに対してケイト様が結構ガタイがいいものだからめっちゃ男前に見えます。伊達にガンダルフをお姫様だっこしたガラドリエル様じゃありませんよ。
ケイト様とエディ・レッドメインだったら、もしかしてエディの方がよっぽど女にみえるかも!?
50年代の雰囲気とか、ルーニー・マーラの着ているお洋服がどれもみんなかわいいなーとか、そもそもルーニー・マーラがオードリー・ヘプバーンっぽくてかわいいなーとか、ケイト様はゴージャス感があるわーとか、ケイト様のちょっとけだるいしゃべりかたがぞくぞくするわーとか、同性愛に対する偏見の強い時代に「ありの~ままの~姿見せるのよ~」ってのはいろいろ苦労があるのねーとか、まあ、見所もあるんですが、同性愛という要素を抜きにするとなんてことはないお話のように感じられました。
金持ちに見初められた小娘なんて恋愛映画は腐るほどありますしねー。このふたりの今後の行く末の方がよっぽど気になりますよ。
ちなみに同性愛者の苦悩的なもので言えば『めぐりあう時間たち』の方が印象的ですね。
それにしても同性に関してはケイト様のような魅力的な女性に憧れを抱くことはあっても、そっから先、恋愛感情に移行することはないので、ぴんときませんわー。
社会的に理解されないマイノリティの苦悩という意味では普遍性はあるんでしょうけどね。
ネタばれ
ケイトが娘の面会権を訴えるシーンはぐっときましたね。自分を偽り続けることの苦しさ、それでも失いたくないもの、その心情を吐露する場面はさすがの演技です。