またもや実話を基にってやつですよ。
1952年に起きたアメリカ沿岸警備隊によるT2 タンカー・SSペンドルトン号の救出劇ってことで、救出される側も救出する側も「盛ってない?」ってくらい危険に継ぐ危険という感じです。
中でも砂洲を乗り越えるシーンが一番見所で、あんなところを乗り越えるなんて絶対無理だろうと言う感じでした。

ケイシー・アフレックは時々はっとなるほど兄貴に似てるけど、兄貴よりチャラさがない感じ。役柄がいいというか、この映画で一番格好いいポジションです。
ベン・フォスターは役作りの為か太っていて全然気付かなかったです。
元祖ハルクことエリック・バナはあれだとなんだか無能な隊長に見えますね。
クリス・パインの婚約者を演じるホリデイ・グレインジャーが某知人の嫁さんに似てるなーと終始気になりました。
みなさん、実在の人物になんとなく似てる人たちが配役されております。

それにしても、クリス・パインやケイシー・アフレックが何故仲間内でどこか浮いた存在なのかよくわかりませんでしたね。
あと、なんで12人しか乗れないような小さな船で救出に向かうのか謎でした。

とにかくディズニー配給の為か、安パイというか優等生というか、すごーく無難な映画という気が致します。

タンカーで伝言ゲームのように船員が情報を伝えるシーンは、自分がこの映画のパロディを撮ったら間違いなく、全然違う内容に変わっているというネタをやりたいなーと、無駄なことを考えてしまいました。


ネタばれ
最後に憔悴仕切ったクリス・パインが船を降りると誰もねぎらってくれる人がいないことにはびっくりです。
婚約者とのラブシーンという演出上の問題と思いますが、それにしても冷たい印象です。