ジョン・ハート演じるゲイがいじらしくて可愛かったです。
露骨なゲイのラブシーンとかもないので、その種の描写が苦手な私でも安心の出来です。
ライアン・オニールを見るのはなんだかすごく久しぶりですね。

ゲイカップルのふりをして捜査をすることになったノンケのライアンがゲイのジョンに車を停車させゲイに対する偏見がないことを言い訳するシーンで、
「車を出してくれ」とその言い訳を拒否するかのようなジョンに、
「何故?」と戸惑うライアン。
「カーブに停車してるから」
とジョンが答えた直後に他の車にカマを掘られるシーンに吹きました。

コメディなのに笑えたのはそこだけでしたね。
途中からただただジョンが切なくて彼の気持がライアンに届けばいいなーなんて普通に応援しちゃいましたよ。
オチの付け方も可愛かったです。でもめっちゃ女好きのライアンだから報われないんでしょうね。彼女がいても平気で浮気してましたものね。

ものすごく80年代臭もあって、ライアンがタンクトップをジーンズにインするのがめっちゃダサかったです。

署長演じてるケネス・マクミランって、デヴィッド・リンチ『デューン/砂の惑星』のハルコネン男爵やね。
この人は独特のやらしさがある人です。