実はアダム・サンドラーってよく知らないのですよ。
で、彼の出演作をざっと調べたけど、やっぱりあまり私が観ない方向の映画にばかり出演しているようです。
監督が『扉をたたく人』のトム・マッカーシーなんでちょっと期待してたんですが、まあまあ面白かったです。
魔法のミシンで修理した靴をはくと持ち主に変身出来る、そんな魔法を手に入れた主人公のどたばたぶりがまろやかに楽しいですし。
ただ、予告を観たときは、その魔法でお父さんに変身してお母さんとどう過ごすのかが物語の中心になると思ったので、それがエピソードのひとつに過ぎなかったというのは、ちょっと期待していたものとは違ってましたね。
いつもいるだけで灰汁の強いスティーヴ・ブシェミがちょっと灰汁が抜けたかなってくらい普通っぽくみえました。映画でお見かけするのも久しぶりな感じ。
ネタばれ
実はスティーヴ・ブシェミは靴で変身した主人公の親父(ダスティン・ホフマン)だったというオチは面白かったですね。
でも、やっぱり主人公、人殺しをしちゃったんだなーと、そのあたりはなかったことにしちゃってよかったんですかね。