日本劇場未公開らしいが、なかなかの掘り出し物
『要塞警察』同様立てこもり系で、非常にスリリングな出来。

冒頭の処刑から逃亡までの流れもかなりドキドキするし、立てこもってからの攻防戦も面白い。

あんな状況でも冷静に武器を準備するチェスターがかなり頼もしいというか、不思議くんだった。彼は一体何者
ヒロインは危険な状況下で「送ってくれるの? 送ってくれないの?」とかごねるあたりがイライラする。
盲目だが耳が敏感という弟の存在も利いていて、少ない武器と、面白い構造のアパート(屋根や洗面所から出入りが出来る)など、敵の動き、立てこもる側の作戦などひとつひとつ割と丁寧に描いている。
敵のサブリーダー(?)の嫌な奴っぷりもたまらないというか、奥さんへの仕打ちがムカつくので、あいつが生き残って家に帰ったら奥さんに殺されて欲しいなーなんて密かに思った。

オチの付け方もいい。
低予算っぽいけどよく出来ている。