クラシカルなムードのロマンティックコメディ。

1928年という時代設定もそうだが、音楽というお話といい、かなり懐古趣味っぽい。

世界的に有名な手品師コリン・ファースが、若くて美しい霊能力者エマ・ストーンのトリックを見破ろうとするプロットは面白いし、コリン・ファースは好きな俳優だが、エマ・ストーンの年齢差を考えると、おっさん妄想炸裂なのがちょっと鼻につく。

それもそのはず、監督脚本ウディ・アレンですもの。
いつまでも若い女性と恋に落ちたいと夢見るおじさま、いやおじいちゃんですもの。

エマ・ストーンはかわいいけど、本当に瞳が異常なほど大きいなとしみじみ思いました。



ネタばれ
コリン・ファースが聡明で知的なフィアンセと別れ、教養がなくても若くて美しいエマ・ストーンに最初から一目惚れのメロメロだったというのは、いかにも男の本音かもわからんが、なんだかなーという気持になりますね。

あと、コリン・ファース演じる男は結構嫌な奴でしたね。
オチの付け方はこじゃれてますが、ちょっと『マイフィアレディ』っぽかったです。

霊能力者のトリックは結構盲点というか、自分は詐欺師にあっさり騙されるタイプかもしれないとちょっと危惧の念を覚えました。