アカペラと題材はいいし、全米スマッシュヒットと話題になっていたし、期待してたんだけど、なんだかいまいち。
なんていうかゲロネタといい、全体的に下品な感じ。
さらに主演のアナ・ケンドリックがいまいち好きじゃないのと、相手役の男がもっさりしていて魅力がないのも痛い。全体的に魅力を覚える登場人物が見あたらない。
灰汁の強いキャラクターがいろいろ出てくるのだが、面白いというよりちょっと引くレベル。

ストーリーが紋切り型なのはともかく、この種の映画はやっぱりいかにパフォーマンスの部分を魅力的に描くかが鍵。
しかし、アカペラとしての見せ場が思ったより少ない。オーディションやお題目アカペラ合戦はちょっと良かったが、あまり印象に残るシーンがない。
ベラーズはずっと同じパフォーマンスで審査員にもディスられまくっているのに、決勝まで残るのは疑問というか、他のグループはそんなにぱっとしないのだろうか。
ライバルのトラブルメーカーズもリーダーをはじめとするメンツにいまいち魅力がない。ブリトーを投げつけたりやることがえげつない。それでも彼らのパフォーマンスは唯一見所だし、さすがに両グループが対決するクライマックスはそれなりに盛り上がるのだが。

なんだかんだ言いながら、やっぱりアカペラって題材は好きだし、きっとパート2も観ちゃう予感。