あれ、これは期待していなかったのに、結構面白い。
現代を生きるヴァンパイアのモキュメンタリーという構成で、90分よくまとまっている。
茶碗粗いなどの些細なことで喧嘩になったり、何故かヴァンパイアに愛される人間や、使い間の存在、年の離れた恋人、ロストボーイやブレイドなどの吸血鬼映画のパロディ、コウモリの喧嘩など小ネタがよく出来ている。
監督脚本自ら演じるまんまヴラド・ツェペシュ公のブラド、伊達男のヴィアゴ、反抗期まっさかりのディーコン、トラブルメーカーニック、ノスフェラトゥさながらのピーターなど、皆キャラ立ちしていて愉快だ。
個人的には狼男たちの描写が楽しかった。
今度はこいつらのモキュメンタリーを作って欲しいくらい。