スターウォーズを観たことがない会社の同僚にスターウォーズについて説明している内に、久しぶりに観たくなりました。
年末にはエピソード7も公開ですから、ちょっとした復習気分ですよ。

しかしうちの近所の蔦屋にはエピソード4が置いてないのです!
そんなバナナですよ!

ということで、泣く泣く帝国の逆襲から観る羽目に。

ちなみに私はスターウォーズはエピソード4~6で完結しているものであり、エピソード1~3は蛇足、いらぬお世話、いまいち矛盾だらけで前日談として成立していないという見解でして、『エクソシスト』の前日談として描かれた『エクソシストビギニング』を正統なシリーズと認めないのと同様の気分なんですよね。

あ、ちなみにネタばれするので、よろしく。
というかスターウォーズ観たことない人がここを読むとも思えませんが。


私はスターウォーズシリーズはこの帝国の逆襲が一番好きなのです。一般的にもこの作品は評判がよいようです。ただし、いかにも続きありきの終わり方が多少不評を呼んでもいるようです。

はじめて観たのが地元のPC展示会会場でたまたまLDで流していたんですよね。丁度ジェダイの復讐と最初の作品を観た後だったので、見逃していたこの作品を友人と共に最初から最後までそこに居座って見続けました。
会場のお兄さんがとても親切で、三枚組のLDを図々しく居座る私たちのために交換してくれたのでした。

ちなみに私がSWを観た順番はエピソード6→エピソード4→エピソード5とかなり目茶苦茶だったのです。なんでそんなことになったかは読み手の興味あるなしに関わらず次回説明致します。

この作品の面白い点はやはり、ルーク修行バージョンと、帝国から逃げるソロ、レイア恋愛バージョンを交互にみせる構成ですよね。
この双方の緊張感の連続が、観る者を飽きさせず、作品に引き込む力を持っていました。

ソロやレイアの反目しながらも惹かれ合う過程などは王道中の王道だし、最初は厄介な異星人にしか見えなかった存在が実はマスター・ヨーダだったという展開もいかしてました。
ルークの腕が切り捨てられる展開もはじめて観た時はびっくりでした。この種の主人公は傷つかないと思っていたので。

のちにエピソード1~3を観ると、アナキンに対してルークの修行があっというまに終わって簡単にジェダイになっちゃってる印象ですが、まあ、そこはご愛敬ですね。

それにしてもフォースの力はなんでも出来るみたいなことをヨーダが言うのですが、だったら何故その力で皇帝やダーズベーダーをやっつけないのですかね。フォースの力が無限ならばルークの沈みかけた宇宙船を引き上げるのみならず、惑星を破壊することだって可能だと思うのですが、そこはそれなりに限界がある訳です。
そのあたりのフォースの力が及ぶ範囲が謎なんですよね。

ま、いいんですけどね。そのあたりの理由付けとか、後付設定をくどくど語って失敗してるのが新シリーズと思っておりますので。

特別編以降、新しい映像を挿入することによって確実に作品のテンポを壊している感のある作品ですが、帝国の逆襲は比較的大きな変化は見られません。
最初の雪男みたいなバケモノ(怪物ワンパ)がトーントーンを喰うシーンが追加されているのが気になるっていうか、別にそんなシーンいらなかったというか、姿が見えないワンパのうなり声が徐々に近づいてくる演出がスリリングなのに台無し感はあります。

でも、この後に続くジェダイの帰還の惨さにくらべれば可愛いものです。