実は私、小学校の頃、恐竜が大好きで、古生物学者になろうと思っていたんです。
恐竜ノートなるものを作って、いろんな図鑑から書き写したり、まとめたり、古生物学者がタイムマシンで過去にさかのぼっていろんな恐竜と出会うという漫画まで描いてました。

『ジュラシックパーク』をはじめて観た時、そんな私が夢見た恐竜映画そのものと言う感じで、はじめてグラント博士がブラキオサウルスに遭遇する場面は本当に自分も恐竜と遭遇したような感動を味わったものでした。

その後のシリーズは一作目ほどではないにせよ、『ロスト・ワールド』ステゴザウルスの群れにときめき、『ジュラシック・パークIII』翼竜たちの活躍に心躍り、子供心を多いに楽しませてもらったのです。
出来るなら何作でも続けて欲しいシリーズですね。

さて、今回の作品はシリーズとしては一作目にも劣らぬ面白さでした。

今回は実際に開園したジュラシックパークを見てみたいという願望を叶えてくれるものでした。
前半は主人公兄弟と一緒に擬似的にこのテーマパークを巡る面白さがあり、出来れば映画一本それでもよかったくらい楽しかったです。
実際にこんなテーマパークがあったら行きたくてたまらないですね。
USJのジュラシックパークのアトラクションをもっと規模を大きくして、より恐竜をリアルにして、この映画を再現してもらえないかなーなんて思いました。

あの丸い乗り物もデザインが格好よくていいですね。
恐竜を観ながら川下りも「いいなー」と見とれちゃいます。

そして今回の目玉はやっぱり海竜登場ですよ。シリーズがはじまってからずっと待ち望んでいましたからね。海竜登場の感激は完全に映画の観客と一体化してました。かなり美味しいポジションをかっさらっておりましたが、出来ればもっともっといろんな海竜を登場させて欲しいというか、ジュラシックパーク海編を作って欲しいくらいですよ。

それと、地味ながら私アンキロサウルスにもちょっと愛着がありまして、新種との格闘は燃えましたね。

あと、子供のふれあいコーナーにいる小さい恐竜も萌え萌えです。あー、あんな小型恐竜とふれあいたい。

傷ついたブラキオサウルスのシーンはホント胸がきゅーんとなっちゃいましたよ。

このように恐竜好きの心を満たしつつ、人間ドラマの方でも、クリス・プラットが格好良かったですね。ラプトルを従えてバイクで疾走する様などしびれちゃいますね。兄弟の「超かっこいい!」の台詞に同感ですよ。
いや、恐竜好きならやっぱり恐竜を従える図に憧れるじゃないですか。
正直、シリーズ通してラプトルばかりがクローズアップされるのは不満でもあるんですが、今回はこの図に完全にやられたのでよしといたします。←何様
ただ、いくらラプトルを調教しているとはいえ、冒頭、係員を救出する様子をみていても実際対峙するのはさすがに危険な生き物だし、一緒にバイクで走ったりして襲われないのかと内心はらはらいたしました。

ラプトル同様毎度ティラノサウルスも登場ですが、まあ、彼の場合は王様なんでしょうがないというか、水戸黄門みたいなもんですね。
完全に怪獣映画と化したクライマックスも、もはやゴジラのような立ち位置のティラノサウルスにやっぱり興奮しましたしね。

エイリアンのようにまたもや兵器開発的な展開になるのは正直本望じゃないのですが、まだまだいっぱい恐竜が見たいし、次作も待ち遠しいです。

とりあえずまずはこの作品が早くDVDにならないかなー。