往年アクションスター男祭り第三弾。
これまで、第一段、第二弾と、なんにも考えずに適当に楽しんで適当にスカッと出来る映画だったんだけど、今回はなんだか飲み込みにくいと言うか、乗り切れないというか、途中で退屈してきちゃって何度か寝てしまった。
いや、今回も顔ぶれはね、豪華なんですけどね。
アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプス、メル・ギブソン、ハリソン・フォードが新たに加わり、皆様、シルベ兄貴の元によく集われましたって感じで。
第一段はシルベ兄貴とアーノルド・シュワルツェネッガーとブルース・ウィリス共演って絵面に「おお!」と思ったものですが、今回はブルース・ウィリスは出演してないし、アーノルド・シュワルツェネッガーのスペシャル感もすっかり薄れてしまいました。
個々に見るといい部分もあるんですよ。ウェズリー・スナイプスのアクションシーンもキレキレだし、セルフパロディで笑わせてくれるし、ハリソン・フォードもすっかり年寄りな感じですが、存在感があるし、ヘリの活躍もハンソロっぽいし。
まあアントニオ・バンデラスの役どころはあれでいいのか?って気もしますけどね。ああいうコメディリリーフも悪くないのだけど、ちょっと期待してた感じと違うような。
しかし、どうしてもメル・ギブソンの悪役ってところがぴんとこないのですよね。
前回のジャン=クロード・ヴァン・ダムは良かったんですよね。クライマックスのガチ勝負でも、回し蹴りが出た時はヒャッホー!って盛り上がれたし。
でも、メル・ギブソンって確かに『マッドマックス』や『リーサル・ウェポン』で一世風靡したけど、いまいち悪役って立ち位置が微妙なんですよね。最後までしっくりこない違和感を憶えてしまいました。
ジェイソン・ステイサムは相変わらず色気のある禿げで魅力的なんだけど、今回は活躍が薄い感じ。
でも相変わらずシルベ兄貴とイチャイチャイチャイチャしています。
ジェット・リーの扱いも相変わらずなんか違う。勿体ないという感じ。
新世代と旧世代というのがテーマなんで、あれなんですけど、新世代の顔ぶれが自分はあんまりぴんとこない人たちばっかりで、だから余計退屈しちゃったのかしら。
途中燃える展開もあって、構成は悪くないのに、なんでこんなに乗れなかったのか不思議です。