リュック・ベッソン監督というだけで、かぐわしいまでに地雷臭がただよっておりますが、ブラックウィドーに続き、ポスト、ミラ・ジョヴォヴィッチ(?)の勢いでアクション女優に覚醒しつつあるスカーレット・ヨハンソンとあっては、やっぱり見逃せないかなーっと。
この人、ただのセクシー女優だと思っていたら、意外にクールなキャラがはまって、カッコイイですよね。
今回も覚醒してからはどんどん格好よくなります。
プロットは単純明快でわかりやすく、10%、20%と覚醒していく段階も面白く見られました。あまりにヒロインが超人になりすぎて、もう脇役の人たちなんかいらないんじゃないかという勢いですよ。
刑事の「俺必要ないんじゃね?」って言葉はそのまま観ている側の気持ちを代弁していましたね。
最後は物足りない感じもいたしますが、究極を極めたら落としどころはこんなところかと。
ちょっとAKIRAや攻殻機動隊を思い出しますね。
見所としてはカーアクションがよかったですね。
生物が情報伝達のために生きているってあたりも面白かったですよ。
ストレートに頭で考えたことをそのまんま映画にしたみたいな内容で、今時こんなプロットを照れもなくやりきるあたりはさすがリュック・ベッソン監督だなーと思います。
ちなみに人間の脳が10%しか使用されていないというのは都市伝説で、実は100%使用されていると言う話もあるようです。未使用の部分が覚醒すれば超能力すら身につけられるかもしれないという中二病の夢も消え去ってしまいますね。