トム・クルーズが苦手な私としては彼が主演というだけで敬遠しがちなんですが、これはなかなか面白かったです。
原作が日本のライトノベルということですが、非常にRPG的というか、ゲーム中に死亡すると最初に戻って何度でもクリアするまで繰り返すあたりなどがそれっぽいですね。アイディアの着想もそのあたりにあるんじゃないでしょうか。
実際、そのあたりの繰り返しがなかなか良くできていて、敵側のタイムループの仕組みなども面白かったです。ワンアイディアだけで終わらないたくみな脚本でしたね。
私はライトノベルを読んだことがないし、萌え系とかも苦手なんで、そのあたりをすっきり排除したこの作品は観やすいものになっています。
時間をリセットする為にヒロインが容赦なく主人公を撃ち殺すところはちょっと笑っちゃいました。いや、リアルでこんな繰り返しを永遠続けていくなんて、発狂しそうなお話ですよ。
結末は若干「?」というか、どういう仕組みで未来の結果が過去に反映されているのかよくわからなかったです。これについて仮説を立てている人のブログを読みましたが、まあ、明確な答えは出ないですね。
そんなこんなで若干もやっと致しますが、そこは深く考えなければ後味の良いオチだと思います。