前作もそうでしたが、この作品はこっぱずかしくなるくらい、カッコつけ映画です。
『300 〈スリーハンドレッド〉』もそうだけど、フランク・ミラーのこの独特なTHE男の世界に、これまた劇画演出お手の物のロドリゲスパワーも加わって、これでもかこれでもかってくらいのカッコつけまくりです。
しかもちょっと親父の妄想臭もして、寒イボ感じなくもないのですが、そんなハードボイルドなカッコつけ野郎の世界観が鼻につきつつも、ワタクシ、こういうスタイリッシュな映画は嫌いではありません。
やっぱり、コミックライターであるフランク・ミラーの画が下敷きにあるので、画づくりは観るべきものがあるというか、画面構成とか構図なんかはそのままイラストみたいで観ていて楽しかったです。
あと、台詞の言い回しなんかはちょっと面白かったですね。
わざわざ3Dで観る必要があるかなーと思ったのですが、意外に3Dも良かったですね。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットはよかったですね。眼光鋭い感じが格好よかったです。
エピソード的にもポーカーという題材がゲーマーごころをくすぐります。
ジョゼフのカードさばきがいかしてました。

エヴァ・グリーンは『300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~』に続きフランク・ミラーの傘下でどんどん怖い女になっていきますね。
全体にフランク・ミラー作品に出てくる女性はみんな強くて怖いです。そしてとてつもなくセクシーです。