首輪椋鳥・台湾尾長・四季鳥。 | あんり オフィシャルブログPowered By Ameba

首輪椋鳥・台湾尾長・四季鳥。

皆様、こんにちは。

鳥の観察を続けていると、自然に彼らの鳴き声も覚えます。

今では彼らの姿が見えなくとも
さえずりによって
どの鳥がどこに潜んでいるのかがわかる程になりました。

今回は 一般に日本では見ることのできない鳥達を御紹介させて頂きます。


●クビワムクドリ(首輪椋鳥)
学名:Gracupica nigricollis
スズメ目ムクドリ科クビワムクドリ






ブルネイ・カンボジア・中国・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムなど
亜熱帯か熱帯の乾燥した森に生息しています。

初めて彼らを見たのはとかげ昨年、社会科学部棟の前とかげでした。
なんて洒落た模様のトリさんなのだろう、と感動して眺めていたのですが
このクビワムクドリの声は模様以上にインパクトが大きく、
ガムランボールを彷彿とさせる華やかで美しい声を聞かせてくれます!



鳴く時はオペラ歌手のように全身を使い、人語を真似て話すこともできます。


アゲアゲ↑
飼い主であると思われる女性が
「你好嗎?」(ニーハオマ?:お元気ですか)
と話しかけ、
それをつかえながらも真似をするクビワちゃんに対し
「加一個“嗎?”」(ジャーイーガ“マ?”:“嗎?”も言ってごらん)
と教えてあげたり
「好棒喔,拍拍手!」(ハオバンオ、パイパイソウ!:すごいね、拍手!)
「一百分!」(イーバイフェン!:百点!)
と褒めてあげたりしています。



アゲアゲ↑
うつむいて体を膨らませ、目を細めながら
謎の言語を呟くクビワちゃん。
クビワちゃんが人の言葉を真似しているのか
笑っている人たちがクビワちゃんの真似をしているのかは不明です。


●タイワンオナガ(台湾尾長)
學名:Dendrocitta formosae
スズメ目カラス科タイワンオナガ




「ぎゃぎゃぎゃぎゃーぎゃー」
とても騒がしい鳴き声の主ですが、上品な体毛に包まれた美しいトリさんです。



ぎゃぎゃぎゃぎゃーぎゃー
と鳴いた後、瞬時に声を裏返したかのように
カチョン
と鳴くので
初めは同一の鳥が鳴いているとは思いもしませんでした。


●シキチョウ(四季鳥)
学名:Copsychus saularis
スズメ目ツグミ科シキチョウ




シキチョウも美しい声が特徴のトリさんです。
色がカササギによく似ているため、magpie-robin(カササギーコマドリ)の英名を持っています。

私が毎日バンたちと戯れている様子をスズメに紛れて眺めています。