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模擬憲法法廷。

皆様、こんにちは。

一週間前の12月24日、私は模擬裁判を傍聴致しました。

模擬裁判、と聞くと
普通は法学生などが学習の一環として行うものと想像しますが
この度の模擬裁判は台北弁護士会の模擬法廷にて行われた特別な裁判でした。

主催者である許玉秀氏は
2003年陳水扁氏によりに任命された大法官(最高裁判所裁判官)兼
國立政治大學と国立交通大学の教授という
素晴らしい実績の持ち主です。

その為
模擬裁判ではあるものの非常に注目度が高く、
たくさんの報道関係者が集まり、
TVニュースやウェブなど各メディアで報道されました。

議題は「転型正義」(移行期の正義)

そしてその判決の要旨は、
現行の「戒厳時期不当審判条例」中の
国家賠償申請可能者を制限する趣旨の条文は違憲であり、
迅速な条文の修正と広範な解釈が求められる、というものでした。

関係者一同は
この度の模擬憲法法廷判決が今後政府の立法活動に貢献し、
人民を保障するという憲法の目的を貫徹させる助けとなることを
心より願っておられます。

こちらは放映された模擬裁判の様子です。


こちらはとかげWEBニュース。とかげ

両方とも
少しだけ私も映っていますので、よろしければ御覧ください。


・・・ところで、
このような場所に何故私の参加が許されたのかと申しますと、

それは、智慧財產局(日本で言う特許庁)に勤める弁理士
王宗偉氏の勧めによるものです。

彼は智慧財產局で仕事をしながら
現在も台湾大学國家発展研究所で研究を続けており、
私が履修中の商標法という授業を王氏も受けていたことから
彼と私は友達になりました。

王宗偉氏は偉大な方で、彼からはたくさんのことを学べます。

王氏の著書です。


このような場に参加させていただいたことを
大変光栄に思う次第です。