子子バンを守る。

皆様、こんにちは。



バンは
体毛の色や発達した下肢から、精悍でスリムな印象を受けますが
写真の親バンは膨れています。


台北の気温はまだ20℃を下回っていないので
体毛を膨らませて保温する必要もありません。

膨らんでいる理由は・・・



3羽の子子バンを包んでいるからです。


子子バンが顔を出すと・・・



押し戻されます。



それでも外が見たい子子バン。





親バンが何を警戒して子子バンを包んでいるかというと





アヒルです。



アヒル達は普段湖にいますが
時々池へとやってきます。

アヒルは
自分より身体の小さいものが餌を食べていると、
攻撃して餌を奪い取ろうとする傾向にあります。

そして、彼らの噛力は強大です。

私の身内にアヒルに足を噛まれて怪我を負った者がおり、
激痛と青あざがしばらく消えなかったそうですので
子子バンが噛みつかれでもしたら一瞬で命を落としてしまうでしょう。

小池にやってきたアヒルを警戒するバンファミリー。


空腹のアヒルも
子子バンを守る親バンも、
生きてゆくのは皆大変なのだと痛感します。