親バン 子バン 子子バン。 | あんり オフィシャルブログPowered By Ameba

親バン 子バン 子子バン。

皆様、こんにちは。

この春、
2度の孵化に成功したAファミリーのバンさん達
Bファミリーのバンさん達により、
大学内の湖とその周辺の池は活気に溢れています。



.....もう何年も前の話ですが、
私はツバメに大変興味を持ち、
あれやこれやとツバメについて調べていたのですが
その際、とても印象的なことを知りました。

「一回目の繁殖で巣立った個体が、その年二回目の雛に給餌する」

当時小学生であった私は、犬には人と同じ感情があることを理解していましたが
鳥には血縁関係を理解できる能力があるとは思っておらず、
この話を鵜呑みにはできませんでした。

「この話を自分の目で確かめたい」

ツバメは繁殖時期になると、毎年同じ場所に訪れます。





しかし、ツバメの巣を下から見ていても
ヒナに給餌している個体が親なのか、昨年巣立った若鳥なのかを判断できる術は無く、
結局分からず終いとなっていました。

ところが、ここにきて
バンさん達がこの説を目の前で証明してくれることになりました。


左から
親バン・二度目のヒナ(子子バン)・一度目のヒナ(子バン)



子子バンにごはんを食べさせる子バン


泳ぐ子バン子子バン

更に観察していると、この兄から弟への給餌は
Aファミリーの間だけで行われていることではなく、
Bファミリーのヒナも入り混じっていることが分かりました。

とても素敵な光景です。

このように、協同繁殖を行う鳥は
世界で358種ほど確認されています。

彼らは人間と同じ感情を持ち、それによって行動している
...と、強く感じる出来事でした。

バンさん達との出会いに感謝しています。