放射性物質と災害廃棄物に係る講演会 | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。

島田市の企画した講演会です。









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演題 「放射性物質に対する考え方について」
講師  野口邦和 氏

野口邦和先生には、昨年11月に牧之原市でご講演いただいています。
 
「非常に難しい立場でこの場にいるように感じています。」
その時とは打って変わっての硬い表情で、講演会はスタートしました。
講演内容を聴いた印象は、牧之原市の時はもっと政府批判、東電批判があり、
安全性の話より危険性の話が多かったように思います。
その時の講演会は、マキノハラTVで放送されました。

今回、質疑の時、
「バグフィルターで放射性物質は除去できないとおっしゃった。」
「そんなことはいっていない。」
そんなやり取りがありました。
実は牧之原市での講演会の時にも同じ質問をされた方だったのです。

野口さんは同じ人物とは気づかれていないようですが、実際どうだったのか。
ちょっと確認してみました。









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40分あたりです。

ああ、バグフィルターでは取れないというような意味のことおっしゃってますね。
へパフィルター?ではとれるとおっしゃってますね。

ここにどのような誤解が含まれているかは分かりませんが、
彼がバグフィルターでは取れないと野口先生が言ったと言うのは事実ですね。




演題 「災害廃棄物の処理処分について」
講師  宮脇 健太郎 氏


宮脇先生には私も質問させていただきました。
01:57 あたりからです。

実は2日前、最終処分場のある谷口地区で市の試験結果の説明会がありました。
その時、住民の方が大雨の日に最終処分場の様子を動画に納めてきて下さいました。
島田市の最終処分場は、傾斜地にあります。
とても広大な面積です。
大雨の日は処分場内を勢いよく大量の水が流れ、一か所に集まります。
せっかく灰に覆土をしても、水の流れで露出し、溶けて泥水になり流れていました。
そして、宮脇先生が丁寧にご説明くださった水処理施設を通らず、
脇からじゃんじゃん流れて大井川に流れ込んでいました。
そのことについてどう思われるかと質問させていただいたところ、
「管理上あまりよろしくない状況であることは確かです。」
とのこと。

これは、質問したかったというより、参加している谷口地区以外の島田市民にも
知って欲しいと思ってさせていただきました。
既にこの施設を出た水のたまる場所で300bq/kgの汚泥が検出されています。
ここではそこまで言うことができませんでしたが、メールでの質問を受け付けて下さる
と言うことですので、詳しくお聞きしたいと思っています。

改善されるまでは本格的な受け入れはして欲しくないと言うのは、
そんなに我儘な要求とは思えません。

市の方には谷口地区から文書でもお願いが行っているはずです。
回答を待ちたいと思います。

posted by murayuki