伊太地区(焼却炉のある地区)からの質問状 | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。


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【がれき処理、および焼却炉について】


質問①

がれきおよび焼却灰運搬時の粉塵飛散防止策、運搬ルート、最終処分場候補地(伊太でないかとの不安を持っている方がいます。)について教えてください。




質問②

行政の地元説明会にて、バグフィルターで放射性物質を99.99%除去できるという説明を受けました。しかし、2012121日の東京新聞にて、「実証データがなし」と報道されております。実際、バグフィルターで福島原発事故由来の放射性物質(セシウム、ストロンチウム、その他の核種)99.99%除去できるという実証データはあるのでしょうか。また、そうであればその根拠についてもお示しいただければと存じます。




質問③

上記の99.99%の除去率ですが、東京新聞の記事によると昨年末福島県内六ケ所の焼却施設で測定した結果から算定されたとのことです。今年になっての測定データを教えていただけますか?また、測定方法の詳細、及び除去率を算出した基となったデータ(どの程度の総量の放射性物質に対して、どの程度の放射性物質がフィルター後に認められたか、など)もお示しください。




質問④

焼却炉の塩害について教えてください。

津波によって生じたがれきには塩が含まれていると思われます。試験焼却では問題は生じないと思われますが、持続的に塩を含んだがれきを焼却することによって、焼却炉にてどのようなトラブルが起こりうるのかを教えてください。(可能性が低いものであっても)

また、トラブルが起こったとき一般ごみの焼却にも差し支える可能性はあるのでしょうか?




質問⑤

がれきにはアスベストが含まれている可能性はありますか?

また、その他重金属等、有害物質が含まれている可能性はありますか?

また、それらががれきに混入しないため、どのような対策をとっているかをお示しください。



質問⑥

田代環境プラザの敷地内で、東側側溝にてやや高い放射線量が計測されておりますが、付近の土壌のセシウム濃度について教えてください。もし放射能汚染が確認された場合、そこが焼却場であることが関係しているのでしょうか?



質問⑦

バグフィルターを交換する場合、交換予定のフィルターの放射能濃度を確認するのでしょうか?また、汚染されていた場合、それを焼却炉で焼却を行うのでしょうか?



【受け入れ後の対応について】


質問①

試験焼却前に、島田市の市内何か所か降下物に放射性物質が含まれていないことを確認し、焼却後に再度同様の確認をするなどの、安心できる受け入れのための放射能チェック体制をとっていただけますか?その場合、具体的なプランを、詳細にお示しください。

また、本格受け入れ後にも週一回程度、市内何か所かの降下物の放射性物質の検査を行っていただけますか?その場合、どの程度の数値の上昇でがれきによる汚染と判断し、それ以降のがれき受け入れにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

また、がれきによる汚染が万が一確認された場合の責任の所在についてもお示しください。



質問②

排ガスに放射性物質が含まれているかどうかは、どのように検査するのでしょうか?具体的に教えてください。またその計測方法の信頼性についても、その根拠となる科学的な根拠と合わせて教えてください。

また、月に1~2回とのことですが、それで十分なのでしょうか?数日に一度の必要はないのでしょうか?



【がれきの受け入れの手順等】


質問①

島田市が受け入れるがれき量は、どの程度になるのでしょうか?決まっていないようであれば、いつ、どのような過程を経て決定するのでしょうか?




質問

セシウムで100bq/kg以下のがれきのみを受け入れるということですが、説明いただいた選別方法で、100bq/kgを超えるがれきが運ばれてくる可能性は100%ないと考えてよろしいでしょうか?

例えば、山田町の山田北小学校体育館の正面の土などで、0.63μSvという高い線量を示している箇所が残念ながら見つかっております。また、街では除染作業を行なっているとの話を聞きますと、高濃度に汚染されたがれきがあることが予想されます。

「港湾における輸出コンテナの放射線測定のためのガイドライン」をもとに、汚染を検出するための判断基準として、バックグラウンド値の3倍値としているのでしょうか。そのチェック体制では100bq/kgを優に超えるがれきが見逃されてしまうように思うのですが。



質問③

田代環境プラザにおける焼却灰中の放射性セシウム濃度は、幸いにも県東部と比較し、ずいぶん低い値を示しております。100bq/kgのがれきを焼却するとおよそ、焼却灰中のセシウムはおよそ3300bq/kgとなることが予想されます。

これは原子炉等規制法に基づくクリアランスレベル(放射性セシウム100Bq/kg程度)をはるかに超える値となります。セシウムが不検出のがれきであれば、焼却しても100bq/kg以下となることが予想されます。

セシウムが不検出(数ベクレル)のがれきのみを受け入れる、ということは可能ですか?

あるいは受け入れがれきの上限を、13bq/kg程度に設定していただくことは可能ですか?



【がれき受け入れを、伊太だけで決めるべきではないとの意見が多数聞かれました。】


質問①

農作物の風評被害対策を、ぜひ具体的にお示しください。

最終処分場近辺の地下水の汚染状況を確認するため、継続的なモニタリングを行う予定はありますか?

また、地下水の放射能汚染が認められたときの対応と、責任の所在をお示しください。

これらが決められないまま伊太が焼却を容認すれば、伊太区民が他地区の住民から、大きな謗りを受ける可能性があります。



【その他】


質問①

焼却飛灰等の放射能検査を行う際、線量計で線量を測るのではなく、放射能濃度を調べていただけますか?心配している住民は、外部被爆よりも、放射線物質が何らかの形で体内に入って害を及ぼす、内部被爆を心配しています。



質問②

がれき運搬には、どの程度の費用がかかるのでしょうか?

また、島田市に支払われる委託料はどの程度なのでしょうか?1tあたりいくら、というように支払われるのでしょうか?



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