どうやら、僕たちの世代くらいから少し後までは、クルマ(自動車)やバイクは大人になったら一番欲しいものだったし、実際、好みのクルマに乗ったり、好きなバイクでツーリングしたりするのは、無上の喜びであった。


しかし、僕の子供たちは、どうやら、そんな感じでもなさそうなのだ。


「そりゃ、クルマは楽しいよ。でも、あんな高いものをわざわざ買って、高い経費を使ってまで乗り回すのは、コストパフォーマンスで考えると、優先順位は高くならないなあ」てな感じなのだ。


こんな世代が、次に控えているうえに、あこぎな原油価格つり上げで暴利を貪り続けたつけが、世界中の「民」からの「ガソリン使わない」「クルマ要らない」という強烈な「NO」の回答になって返ってきた今、「クルマ業界」や「石油販売業」は大変な時代を迎えているように思う。


今までは、「何が何でも欲しかった」ものを「別に、そう欲しくない」と言われたら、、、、今までに様には売れなくなる。


正に、コンシューマーが市場の動向を決定する時代になっていることを、強欲な資本主義の支配層は忘れてしまい、或いは、読み誤ってしまったのだろう。自信過剰な輩ほど、時代を読み誤るものなのは、人間の悠久の歴史が教えている通り。「人は、案外学習効果の薄い生き物なのまもしれない」と思ってしまう。


しかし、時代の空気が無駄を省き、合理性を追求する方向へ行くと、クルマ大好き世代の僕ですら、今は、ちょっと前ほど乗らないし、新しいクルマに対する興味もそう湧いてこないのだ。


げに時代の空気は恐ろしい!!


みんな脂っ毛が抜けてしまい、経済合理性で考えるようになると、本当にそうなるのかも知れない。そうなると、ビッグ3や日本のクルマメーカーなどもこの先相当大変だと思う。


この先、人間が本当に必要最低限しかクルマを買わなくなったとしたら、相当需要が落ち込むだろうし、大方のメーカーもディーラーも成り立たなくなることは必至だ。


一時的な販売不振を超えたところにある、人間の購買行動心理の激変こそが、何よりも怖いのではないか。


一連のクルマに関する報道を観ていて、このように考えた次第。