『ここが…』

汽車に揺られること二時間…
私達は「歌姫の里」に着いた。

が。
『…お祭り?』
「そぅみたいさねぇ」

私達の目の前は賑やかな街のようだった。
これは「里」というより「街」みたいな感じ。

「もしもし、お嬢ちゃん」
『え?』
私の前にはピエロが立っていた。
「飴はいるかい?」

ピエロの手には不思議な色をした飴があった。
『おいしいの?』
「シオン…まずそこ聞くさ?」
『だって美味しくないと嫌じゃない』
「まぁそうだけど…」

そしたら神田が…
「罠かもしれないぞ」
とか言ってきた。

『…そうなのかな?ん~…けどこんな不思議な色をした飴、初めて見たから調べたいんだよなぁ』
「どうやってさ?」
『△○×♪で○×△□を⊿о<≡で「ちょいストップ!」』

私が話しているとラビがストップをかけた。
『なに?』
「いや…シオン、化学実験できたりすんの?」
『まぁ…ちょっぴりだけど』
「へぇ…」

ラビの笑顔が苦笑いなことは気にしない!


私達は飴をもらい、さっそく捜査を始めた。
「シオン!神田!!任務だ!10分で食べて」
『あ、はい(誰だっけ?たしか科学班の…)』
「あ、ラビもいんのか…ラビも指令室に来て」
「わかったさぁ」



10分後…
『全部食べれなかった…』
「まぁまぁ…しょうがないさぁ」
『うぅ…』

ガチャ…

「コムイー?いるさぁ?」
中から聞こえたのはコムイさんらしき人のいびき…


「あー…また寝てる…室長ぉ。起きてください」
リーバーさんが揺するが起きない…

するとリーバーさんがコムイさんの耳元で囁いた。
「リナリーちゃんが兄さん大っ嫌いって言って出ていきましたよ」

「いぃやぁぁぁあ!リナリー!嫌わないでぇぇ!!」

『(ドン引き)』
「本当悪いな。室長、任務ですよ」
「へ?あ、はいはい。じゃあ内容を言うね」




コムイさんによると…


歌姫の里という村があるらしく、山のちかくにある村に城があるんだって。
その村の子供が夜になると操られるように城に向かうらしい…
そして帰ってこない…

「じゃあよろしくね。シオンちゃんは新人だから神田くん、ラビ。よろしく♪」

「わかったさぁ」
『行ってきます』
「行ってらっしゃい」



私達はその
歌姫の里へ向かった。
『ふわわぁ…』

大あくびをかく私。
そう、今は朝なのだ。

『あり?』
机に黒い包みがあった。
それと一緒に紙切れがあった。


シオンへ
この包みは団服だよ。
サイズは合ってると思うけど…
一応着てみてね。
リナリー




私は包みを開ける。
中にはミニスカートにシンプルなロングコート。


私はさっそく着替えた。
『ぴったり…』
いつサイズ測ったんだろう…
謎だ…




ぐーきゅるるる―…

『お腹減った…』

確か食堂あるって(リナリーが)言っていたような…。
てか、肝心な場所を聞いてないよ…
まいったな。

『はぁ…とりあえず外にでよう。』

ガチャ。

『あ。』
私が外に出ると(確か名前が)神田とバッタリ会った。
『おはよう。神田』
「あぁ…どこいくんだ?」
『あ、食堂行きたいんだけど…場所聞いてなかったから…』
「…行くか?」

まじか!?やった!
ここに神が!!
「俺もちょうど食堂に行く途中だ」
『ありがとう!神田。恩に着る!!』
「言い過ぎだ、バカ」






そして食堂―…

ガヤガヤ…
『人いっぱい…』
「ジェリー」

じぇりー?誰かな?
神田の方を向く。
そこには
『(ごっつ!!)』
むだにゴツい男の人がいた。


「あらん。神田、その子は?」

『(おかま…?)』
「新しく入ったシオンだ。」
『どうも…』
「よろしくねぇん♪何にする?なんでも作っちゃうわよ」

おかまさんだ…
まぁ話しやすくていいけど。
ご飯…なんでも、かぁ。
『じゃ、蕎麦で。ざる蕎麦。』
「あらん?神田と一緒ねぇ」
『一緒?』
どゆこと?
「神田は三食蕎麦なのよ♪」
『さ、三食?』

栄養がかたよりそう…
「いいだろうが、別に。」
「じゃ、神田もざる蕎麦でいいわね?」
「あぁ。」



3分後…
「おまちどーん」
ざる蕎麦二人前が来た。
はやいなぁー

『神田、どこ座る?』
「空いてねぇな…」

私達が迷っていると…
「ユウー!」
赤毛の男の人が手をこちらに降ってきた。
『ユウ…?』
「俺の名前だ」
『ほー、そっか』

そして私達はその赤毛の男人のところまで行った。
「俺のファーストネームで呼ぶんじゃねぇよ。兎」
『(兎さん…へんな名前)』
「いいじゃんかー。別に♪…あれ?その子は?」
『あ、シオンといいます』
バキューーンッッッv
『え、銃声!?』
「オレはラビさ!よろしくな、シオン」

兎じゃなかったんだ…
てか、さっきの銃声なんだったんだろ…


まぁご飯食べようかな♪
お腹減ったし~