東京BIGサイトにまたやってきたぞ!





今回は駐車監視員資格講習受験の受験日である。電車の中でテキストを見ながら猛勉強だ。




暗黒黙示録



受講生は450人の受験生達である。皆、昭和世代を勝ち抜いたセンパイ達で、俺はこの中では若者だ。


もちろん、今回は老人と言えどこの受験戦争には負けられない。





そして、コンビニで消しゴムとエンピツを購入。縁起をかついで今日は朝からなにも食べてきていないのだ。




暗黒黙示録



9時10分会場に俺が登場。会場も「やや!この男できるな!」と一斉に視線が俺に向けられる。


俺の咳番号は0066だ。


これは中日の名将落合監督と同じ背番号だ。あの男もチャンスにはめっぽう勝負強い男だ。俺も負けるわけにはいかない。





そんな視線をかき消すかのごとく俺は静かに席につき、分厚いテキスト本をめくって競馬で例える最後の仕上げ、「追いきり」を行った。無論ダート3頭立てである!




暗黒黙示録



講師の先生がテストへ向けての注意事項が始まる…





○エンピツと消しゴム以外は机に置くな


○試験中はジュースは飲むな!


○途中、トイレなどで席を立ったら失格!


○携帯を見るな!


○試験中は喋るな!


○携帯電話はカバンの中へしまえ





などと、口調は敬語ではあるが我々受講生ににとっては厳しい条件を要求された。


そして突然「静かに目を閉じてください…」と言ったのだ。


みんな、素直に目を閉じたが、俺は「ははーん、これも知らない相手の言葉を信じるな!という心理テストの一環だな、騙されないぞ!」とじっと腕組みをして目を開けた。


講師と目があって気まずかったが、負けじと睨み返した。





解答用紙が前から配布される。名前、年齢、今日の日付、受験番号を記入する。


記入したら講師の奴め、なんと言ったと思う?


「では隣の人と間違いないか、確認しあってください」と言ったんだぜ?


おかげで知らないおっさんと「じゃあ…」と交換日記みたいに交換させられ、本名と年齢がバレちまったじゃねーか!





そして、テスト開始!50問中45問正解で合格だ!





問題は最初は楽勝であった。





Q駐車監視員は交通警察と一体となって交通安全に寄与していくことが重要である? Yes  No





ここでNoと書いた奴はいないと思うがこういう問題が50問だったら俺は満点を取る自信がった。





だが、最後の方はいわゆる引っ掛け問題を大量に出された。とてもズルイやりかただ。





Q横断歩道から10m以内のの自動車を違法駐車として法定駐車禁止場所として取り締まりの対象とした Yes No





答えはNoだ。5m以内が正解。こういう巨人の篠塚のバッティングのようないやらしい問題がたっぷり出されたのである。





最後は隣の人の回答がちらりと見えたんで慌てて消して書き直した。なぜなら隣の人がとても賢そうだったからだ。





そして終了!





問題用紙と、解答用紙が回収され念入りにチェックされる。


なぜ、俺はこのときに気づかなかったのだろうか…





問題用紙まで回収する意味に…





休憩を挟み、合格者発表の時間がきた。





この瞬間のためだけに19000円を捨て2日を無駄にした。







暗黒黙示録






結果は…










暗黒黙示録



不合格だった…








「は~い、じゃあ今回合格した方のみ残ってください。今後の説明をします」


講師の先生が冷たく言い放つ。お疲れ様のねぎらいもないのかよ。東京人は冷たいな。





しばらく現実がつかめず呆然とする俺をよそに


ニヤニヤ笑いながら帰る人、黙ってまっすぐ帰る人、笑顔で握手をする人…





さまざまな表情が俺の横を通りすぎる…





もう一度確認するが、66番はない。惜しくも似たような68番があって一瞬喜び、そして落胆に変わる。





俺は怒って会場を後にし、家でふて寝をした。そうたっぷりと気が済むまでな!








後日…





俺は警視庁に電話をいれ、結果を聞いた。いったい俺は何点だったのだろうか?





点数は86点!




あと、2問、あと2問で合格だった。みなし合格にさせてくれないか、とか来年がんばるから俺をよろしくと言ったが苦笑され一蹴された。





受講生のみなさんも電話をかけると結果を教えてくれるんで電話しろ。





今回は450名中215名が受かったそうだ。





最後に「なんで今回は合格率が5割なんですか?」と聞いたら


「みなさんがそれだけ勉強されなかったということですよ」とまさにごもっともなことを言い放たれたぞ。





だが見てろ、これでコツはつかんだ!来年もチャレンジあるのみだ!





2月1日 横山緑  撮影者 横山緑