とろRockin' On : めるりPと妄想殿下~後半 | 暗黒演奏会ブログ

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普段は主にtwitterにいるようです。
活動内容や参加イベントの告知など。

おはようございます。とろろ蕎麦です!!

長かったインタビューシリーズもついにティロ・フィナーレを迎えると言う事で、私も肩の荷が下りたような気分でいっぱいです。


どうやら私は「これやれあれやれそれやれ」とカッチリ決められた事をするのが苦手みたいです。

音楽なんてまさにその典型なのにね!!!!どうすんだこれ!!!! というわけで(どういうわけだ)、最終回にふさわしいインタビューコンテンツをおとどけいたします。



めるりP の紹介はこちら出演時間&演奏予定曲はこちら


めるりPと妄想殿下 編 ~後編~

──今回の「生でトロトロいかせて!」には、めるりさんは出演されますが、殿下さんは出られませんよね。

D 仕事の関係なんですよ。震災の影響で、すごく出勤のシフトが変則的になっちゃって。トランペットは練習してるけど、新しいバンドを組むには、みんなと練習の日程とかを合わせなきゃいけないから、都合が厳しいかなと。 

まあ、そもそも、今回は暗黒演奏会総出のイベントってわけじゃないしね。私が昨年出た暗黒演奏会リサイタルでは、「アーク放電管」っていうバンドでやりましたけど、あれはひとつの完成形だと思っているので、特に悔いも無いし。

M 殿下って吹奏楽部だったからコンクールとかは経験があると思うけど、ライブハウスって出たことあるの?

D ああいう小規模のライブは本当に初めてですよ。MCでも言ったけど、県民会館とか、市民ホールとか、何百人の前ではあるけど、吹奏楽は40、50人で演奏するわけでしょ。ライブハウスってステージの上に10人以上乗ることなんてまずないわけで。結構いろいろ、驚きというか、未経験で勝手がわからないというのはありましたね。

M とろろそばさんは?


──ないですよ。楽器を人前で弾くのなんか初めてでしたよ。

M 立ってみてどうでした?


──なんてことなかったね。

M おー。「くぐってきた修羅場の数が違うんだよ」みたいなこと?


──いや、みんなあったかいなあと思いましたね。まさかこんなに盛り上がるとは思ってなかった。どのライブでもこうなるのか、あの時たまたまああなったのかっていうのはわからないですけど、有難かったなって思いました。

D そういうストーリーの上にありましたからね、あれは。

──何もないところから作ってきました、見てくださいみたいな。「ASAYAN」式ですよね。演奏勝負とは違う部分もあったと思いますよ。

D ブログとかで「今日は練習しました」とかやってね。ああいう、みんなで作り上げた感じはありましたね。

M そのためにわざわざアメーバブログにアカウント取って。見に来た人にいやがらせしようと思ってアメブロにしたらものすごい使いにくくて、自分たちが一番迷惑を被った。……未だに暗黒演奏会リサイタルのライブ映像は怖くて見れないな。


──そんなめるりさんですが、「生トロ」の前座に向けての意気込みをお願いします。

M 意気込みって言われても……開場から開演の間に喋ってる前座だから、ダークマッチ(※プロレスで、事前告知せずに当日行われるテレビ中継をしない試合や、若手選手の前座試合のこと)みたいな扱いでしょう。今まで幕が開いて、さあやってくださいって感じのところばかりでやってきたから、わからないところも多いけど……。いろんな人と話したり、いろんな所に出てきた経験でもって、前座の時間で「何か楽しそうなことやってるな」って思わせられるようにはしたい。


──僕が見てるから大丈夫ですよ。

M 内輪受け的なことだね。

D あんたが見てちゃダメだろ!


──出演者が多いので、楽屋に入りきらないんですよ。だから僕も出演前まで踊ったり、オタ芸打ったりしてます。

D 最近の声優イベントでは禁止されることもあるというオタ芸ですけどね。


──その代わり、オタ芸で周りに「うぜえんだよ!」って言われて殴られても文句は言わない。

D サバイバルだな。これ、いつまで録るの?


──もうちょっと尺があるんで、殿下さんも意気込みをお願いします。

D 私!? いや、スタッフでお手伝いには行くけど……チャリテイ的な参加だよ。


──僕は殿下さんにこのイベントの営業部長という役割を与えてたんですよ。

D 営業はしてますよ、あなげちゃん (※アナログゲームを紹介するUst番組)で宣伝してる。出演者がイベント名に大笑いして終わってばっかりだけど。

M イベント名に難ありだからな。そもそも、僕がこのイベントの話をされた時って、友達で旅行に行くってことになって、その前日、とろろそばさんも交えてみんなで焼き鳥屋で飲んでたんだよね。そしたら、いきなりこの人が「チャリティライブやりたい」って言いだして。

D はあ……。

M 「チャリティライブ」って友達と飲みの席で出る単語じゃないだろ。「いけると思うんだよねー」とか言われてさ。焼き鳥屋でビール片手に飲みながらそんな話をされても……。

D 「焼き鳥でも売るの?」って話だよね。


──でも今から思い返すと、あの焼き鳥屋は良かったですね。

M 焼き鳥屋の方を掘り下げてどうするんだよ!

D そっちじゃねえだろ! そこはチャリティライブの話にしろよ!


──いや、焼き鳥屋っていうから、みんな煙がもくもく立ち昇ってる居酒屋のようなところを想像してると思うんですよ。そうじゃなくて、もっと品の良いバーみたいなところで、しかも完全個室で、何でも話せる雰囲気だったから。

D 焼き鳥屋のディティールだけ詳しく語られても……。どうにかこうにか格好よいエピソードにしようとしているな。

M まあ、いいお店でしたよ、確かに。


──「チャリティライブをやりたい」って言われたら何て言われたんでしたっけ。

M 「バカじゃないの?」とか。


──ひどい話ですよ。

D 真っ当な反応だよ。バカっぽいし、思いつきっぽいもんな。

──そうは言っても、その場にいた人で、このイベントに参加する人も多いわけですからね。

M まあ、そうだけど。「チャリティをやりたい」って言いだした時の、みんなの「また始まったよ」みたいな空気はあったよ。


──何だよ、もう……。ごめんね、本当に。

D 別に謝ることでもないだろ……。


──そういうことをどんどん企画していきたいわけですよ。

D その熱意は買うけど……。





■理想は「お台場冒険王」



──ライブの次は、「芸能人格付けチェック」みたいなことをやりたいんですよ。

D はあ!? さっきのチャリティライブはまだわかったけど、それは思いつきだし、完全にバカでしょうが!

M そういえば、この前とろろそばさんとラーメン食べてて、「去年はサークルのライブやって、今年はチャリティライブやって、とろろそばさんの目標とするイベントは何ですか?」って聞いたら、「お台場冒険王かな」って言われたんだよ。

D えっ……えっ? 今までのルートからずいぶん離れたねえ。何でそこを目指すの?


──めるりさん、解説してやってくださいよ。

M よくわからないけど、要するにあれってさ、芸能人が集まって、割とどうでもよさそうなことをやってるのに、見に来た人が「楽しかったです!」「感動しました!」みたいなことを言うじゃない。ああいう感じがいいらしいの。


──めるりさんに「理想は?」って聞かれたからで、理想形は確かにそういうところにあるんだけど、現実的目標としてはまあ一歩ずつ……そういう意味ではめるりさんの説明はちょっと違って、僕が「お台場冒険王」がいいと思っているのは、通りすがりで来た人でも、ちゃんと楽しめるところがいいと思っていて。

D 何だ、いい話じゃないか。でもお台場って通り過ぎるところでもないんじゃないの? あれ目当てに来るっていうか。


──言っても、あそこで売っている飯なんてぼったくりですよ。

D 褒めたいのかけなしたいのかどっちなんだよ!


──「お台場冒険王」っていう名前で、楽しめてしまうし、高いご飯でも許せてしまう。それぐらいの知名度になっているということですよ。僕もそうなりたい。

M 「それぐらいの知名度」をどれぐらいだと思ってるんだかな。

D 国内のイベントでもトップ10に入る知名度だと思うよ、あれ……。もうちょっと現実的なイベントの規模にしましょうよ。池袋のサンシャインシティのスペース広場とか、秋葉原のUDXとか。


──じゃあそれにしましょう。

M 「じゃあ」って。


──秋葉原の歩行者天国を人でいっぱいにしたいんですよ。

M もうなってるよ!


──いや、みんなの力でもって、いっぱいにしたいんです。

M 既にいっぱいなんだよ!

D でっかい場所があるから、とりあえず全部埋めたいみたいな発想だね。もういっぱいになってるんだから、私たちが入る余地がないし、どうにかできる規模じゃないし。本当に、この人はどうかしてるよ。

M インタビュアーとしては機能してないけど、面白いことは言ってますね。


──あなた方はそう言いますけどね、僕は何が面白いのかよくわからないですよ。

M ハハハ! すごい面白いですよ、今の。まあ、僕も悪かった。いきなりとろろそばさんに理想を聞いちゃったから。「次のステップはどこですか?」って言うことを聞くべきだった。

D いきなり「お台場冒険王」は無理だからね。次はどうしたいか、ってことを聞くべきだった。


──今お二人と話していて気付いたんですけど、ライブイベントとして考えると、ある程度に行っちゃうと演奏のレベルが上がるに比例して、お客さんが来るってわけじゃないんですよね。

M 今更!?

D それは去年の時点で気付こうよ!


──いや違うんですよ、規模が大きくなったり、それこそ冒険王みたいなのを目指すってなるとプラスアルファの要素が必要になってくるなって話なんですよ。逆に言うと、今ぐらいのイベント規模だったら、あんまりそういうところに広げたくないんですよ。まずは演奏でしっかり魅せるってのが最低ラインだろうと。いろんな面白要素に頼るんじゃなくて、今は演奏しっかりやって欲しいんです。「みんな来てくれるから、下手くそでもいいから頑張ろう」っていうストーリーだけでは、嫌なんですよ。

M なるほどね。しっかりしたものは提供したいと。

D 別に前回の暗黒演奏会リサイタルでは、そこに頼っていたわけじゃないとは思いますけど、何回もあれをやれるわけじゃないですからね。


──もともと前回の暗黒演奏会リサイタルは、暗黒演奏会っていうサークルが、半年の間、本気でひとつのイベントに向けて一丸となってやっていったもので。 今回はそこから離れて、自分が見たいと思った人たちを呼んで、チャリティとしてイベントをやってみるということで。そうしたら次は音楽じゃなくて、もっと文化祭的な、いろいろなものを提供する場でもいいのかもしれないし。 そういう意味では「お台場冒険王」っていうのは理想の話ではあるんだけど、方向性の一端としてはまあアリかなと。いろいろありますけどね、考え方は。前のことも考えつつ、先のことも見据えつつ、そういうことを考えながら、今は「生トロ」に全力を尽くします。

M 最後らしく、いい話を展開してますね。こういうことが話せるのに、「生トロ」のインタビュアーとしてはひどかったからなあ。何で今までちゃんとしたインタビューできなかったんだろ。



──僕、あまり他人に興味がないんですよ。

D えー!?

M ハハハ! すごいね。今までのインタビューの中で一番いい発言じゃないの。インタビューする必要なくなっちゃったよ。


──じゃあせっかくなので、殿下さんから暗黒演奏会の宣伝をお願いします。

D えっ……私が? まあ、管楽器隊もぼちぼち集まってきて、アンプラグドをやろうって声もありますので、我々と演奏したいという方は、是非。


──まあ、そういうわけで、これが最後のインタビューでした。まとめとして、殿下さんからめるりさんにメッセージをどうぞ。

D 何にもねえよ!


──せっかく、めるりさんが「音楽的にリスペクトする相手」として殿下さんを指名してくれたんですから。

D だから嘘なんでしょ、それ!


──いやあ、本当かもしれませんよ。照れ隠しかもしれないじゃないですか。

D 自分の嘘を認めるような発言をしましたね、今。


──最後にめるりさんにまとめていただきましょう。

M もう大分話しちゃったしなあ。まあ、シンプルに楽しんでいただければいいなあと思います。チャリティなんだけど、構えたりしないで、出演者のパフォーマンスをそのまま受け止めるというか。そもそも、体育の日だしね。難しく考えずに、踊ったり歌ったりしてくれれば。


──めるりさんの思いも聞けたことだし、当日は私も頑張りたいと思うんで、2人とも当時は舞台上でしっかり頑張っていきたいですね。というわけで、本日はありがとうございました。

D 私は何で呼ばれたんだよ!





うおおおおおお終わったああああああああああ

そんな3人(のうち2人がステージに上がるのを見られる生でトロトロいかせての全容はこちらのサイトで

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