勿体無い使い方をした宝塚 | 宝塚あんこの部屋

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宝塚歌劇団星組娘役の有沙瞳さんが次回作をもって退団が決まりました。娘役、男役ともにトップという冠が付いた人とそうで無い人との退団後の扱いはやはり違う気がします。少なくとも大作ミュージカルの主役や主要役は回ってきません。所属する芸能事務所にもよるのかもしれませんが。


レミゼラブルのファンティーヌという大役をゲットした和音美桜さんは宙組の元娘役。素晴らしい美声と歌唱力の持ち主です。この人は特別枠、と思うほどですが今や東宝の看板演目の一つ「エリザベート」の主役にはなってません。今まで演じた人たちの中でお花様を別として他の誰よりも歌うまさ、美しさ、気品のどれも劣ることのない人と思います。実際、彼女の美声で「私だけに」を芝居で聞いてみたいです。


昭和の時代でのトップ娘役が退団しても演歌歌手公演の添え物がいいところ、ところが平成以降では東宝看板ミュージカルの主役を張るほどになりました。これはとても驚きです。一昔前ならお花様(花總まりさん)、愛希れいかさん、蘭乃はなさんのエリザベートはありえなかったと思います。


やはり男役トップスターが売りだしされていたミュージカル界。見た目、歌度、など娘役の方がエエと思うこと度々ありますが…


この花總まりさん、愛希れいかさんに続く人材として東宝看板ミュージカルの主役に据えられたはずの逸材が今回退団する有沙瞳さんです。美声、美貌、歌のうまさ、芝居の押し出し感、どれをとってもレジェンド娘役お花様に劣りません。どころか上回るかも。圧倒的な気品というのは確かにお花様に劣りますが、東宝ミュージカルの花となった愛希れいかさんと比較してもどこも劣っていません。押し出しも同じようにあります。華もあります。


この有沙瞳さんをうまく使わなかった宝塚はアホとしか言いようがないですが実力がありすぎて似合う男役がいなかったという不幸な巡り合わせも致し方ないです。星組トップスターの礼真琴さんは実力は拮抗していても有沙さんが年上に見えるタイプ。


雪組、花組ではコンビを組むトップスターとの実力差がありすぎて萎える。月組トップスターの月城かなとさんは基本的に可もなく不可もなくのタイプなので有沙さんに食われてしまう気がします。


宙組であれば大人顔コンビで似合ったかもですがやはり雪と花と同じく実力に差がありすぎて辛い。


宝塚娘役レジェンドのお花様がレジェンドになったのは歌もダンスも芝居も顔も「そこそこ」だったからと思ってます。トップスターの邪魔をしないのです。邪魔にならず華があるので添え物にもならず、お姫様が似合うので必然的にトップの役も王子様系でカッコ良い役回りが多くなる。お互いWin-Winなコンビとなるわけです。


有沙さんの使い道を誤った宝塚、おそらく男役の使い道も誤っていくんでしょう…


現トップスターの中で「なぜにこの人を?」と思う人が現実になってますし…どうみても集客が良いとも見栄えが良いとも思えん故、作品的にもあまり恵まれていません。そもそも私、そのトップスターの舞台を新幹線、座席代を払ってまで観たいとは思わなかったですわ。しかし相手役が華やかで好きな娘役になったので娘役さんを観に行きたい、とは思ってます。


と、これだけでどの組のトップスターかわかっちゃうヨネ…(^◇^;)