先日のサヨナラ中日劇場ポスター展で感じたのは宝塚舞台化粧の変遷。
つけまつげ3枚、極太アイライン等々なゲロ厚化粧な宝塚だが、元々は3000人の観客対応のための厚化粧だった。
私が観劇した旧宝塚大劇場の客席数は約3000人。現在の大劇場は2500人。その500人の違いにより化粧が違うのか、平成生徒の化粧の垢抜け度なのか、かなり違ってる。
平成よりずつと目鼻立ちのはっきりした美人さん達だが化粧は濃い。垢抜けてない。大地真央さんと言えど芋くさい化粧。
マットな口紅とブルーのアイシャドウが定番だったのが昭和。アイシャドウはぼかしも入れず絵の具のようにベタ塗り。
平成と昭和の過渡期の人達。
まだまだ芋くさいが一路さんは比較的スッキリしている。アイラインもダブルアイラインのまま。抜群に化粧の上手かった故大浦みずきさんでも垢抜けん。マットな口紅とツヤ感口紅との境目ですな。
平成のスターたち。
比較的ワントーンメイクになっている。だから3枚まつげ、ダブルアイラインでも控えめな化粧に見える。もはや口紅はツヤ感なもの。
最後は抜群に化粧上手な2人。
水夏希さんと凰稀かなめ様。
水夏希さんは日本物の化粧が「水も滴る好い男」なみに美しい!かなめ様は人間ではない、くらい美しい~
この変遷を見ると「芋くさい」「垢抜けてない」「歳を感じる」化粧とはアイシャドウの色と引き方、口紅のマット感だ。
アイシャドウは薄い色からぼかしを入れグラデーションを作る、口紅はマット感があると老けるのでツヤ感を出す。
普段使いの化粧にも通じるわネ!
時々語ってるがモード学園のメイク課の授業には宝塚のビデオが使われるとか!曰く、自分の顔を徹底的に追求したタカラジェンヌ達の化粧はとても参考になるそうな。
化粧上手はスターへの道でもある。素顔がどんなに美人でも舞台化粧が下手だと人気出ん。素顔がアチャ~な人でも舞台化粧が上手いとトップスターになる!!
あんこ持論であーる!