毎日エリザベート記事が続く~
いや~!観劇前の昨年は散々文句たれてました!蘭ちゃんエリザベート。やはり観劇もしないで文句言ってはいけませんね~
百聞は一見にしかず、ですか?
おとといのブログで蘭ちゃんエリザベートを述べましたが言いたりねーぞ!と続きをブログしまーす。
歌はね、素人がカラオケで歌ってるみたいな「私だけに」です。
でもセリフ歌となると蘭ちゃんエリザベートはお花様よりリアルな感情が伝わってくるのです。
その蘭ちゃん芝居に合わせてか単独役のフランツの田代さんがお花様の時とは別キャストかと思うほどこれまた抜群に良かった!エリザベートを熱烈に愛してるフランツなのです。
ミュージカルエリザベートのフランツは「より多く愛したものの負けである」の悲しいフランツです。
フランツの浮気は理由があっても許されませんヨ~。でもね~エリザベートも大概にしろよ、という人ですし
それを画策したゾフィーはもっとあきませんけど…
単独キャストに後半なった京本ルドルフの芝居までもお花様との時より良いのです!
お花様母より蘭ちゃん母の方がルドルフは息子になってるんです。前回のブログで書きましたが家族にちゃんと見えた蘭ちゃん一家なのです。
京本ルドルフは城田トートと並ぶと少年のようです。ガタイの良い城田トートと並ぶとなんか8○1の世界が匂う…
城田トートに色気があるのは勿論ですけど、井上トートの時には無かった京本ルドルフにも色気が!
だから2人の「闇が広がる」ではドキドキしちゃうのです~。そしてトートに魅入られていくルドルフがわかりやすく、自らトートにキスをする死の場面が納得、納得!
ルドルフの棺の場面ではとにかくフランツがかわいそう~!一緒に親として無念を悲しみたいのに妻のエリザベートはあからさまに拒否するのです。酷い妻ですよ~!
悲劇のヒロインぶって嘆くエリザベート!
そう!ルキーニが言ってるように「悲しみさえ売り物にしてる」のです。
蘭ちゃんエリザベートは悲劇のヒロイン病(勝手に名付けた)、自ら不幸になりたがってるような?
魂のパパ、マックス公爵が「心がけ次第で変われたのに」と言ってるのに
「なりたかった。努力したけどダメだった」とエリザベートは言いますが人間心がけ次第ですよね!
エリザベートがヴィンテッシュ嬢のことを「体は拘束されても魂は自由だ、羨ましい」と言いますがそのままエリザベートもそう思って皇室を生きていくべきだったのです。
何をどう間違えて解釈して生きてしまったのか。
エリザベートの姑、ゾフィーは香寿さん。女の色香が残りエリザベートとフランツを争うお姑像だった涼風ゾフィーとは異なり、あくまでも宮廷でただ1人の男ゾフィーです。
香寿ゾフィーは軍人のようです。どこかに冷たい感じのする涼風ゾフィーとは違い、感情を全く押し殺し完全無欠の滅私ゾフィーでした。
それでも孫ルドルフが「ママ」と求めて泣く場面で
「どこにいくの」とゾフィーがルドルフを諭しますが涼風ゾフィーはなんか冷たいんですよね~香寿ゾフィーはおばぁちゃんとしての暖かみが少し感じられました。
やはりコレ?
<宇宙人組>
お花様、涼風さん。
<人間組>
蘭ちゃん、香寿さん。
ルキーニに関しては宝塚東宝のうち高嶋兄ィが一番ですが成河さんのイッチャてる人感が半端なくコミカルなルキーニも良いな!と思いました。
初演から20年になるといろんなエリザベート、フランツ、トート等が出てきて面白いです。ますます円熟味を増しながら進化していくエリザベート!
できれば演出セットは初演のまま変えないで役者だけを変えることで上演してほしかった東宝。
初演のガーゴイルみたいな石柱セットはイヤだけど!
当分あの棺の演出セットが続くんですヨネ?シュン
3日間に渡ったエリザベート記事も今回で終了!今年のエリザベートは…終わりじゃないんだなぁ、これが。
12月と1月のエリザベート関連記事を読んで~ネ!読み予約してちょ~!(出来るのか?そんなこと)
へっへっへっ!
12月と1月のキーワードでわかる人にはわかるわよネ~!ケケケケ!←何故トチ狂ってるか、分かりますよね~
<オマケ>
ルドヴィカ夫人&マダム・ヴォルフがミルクの場面に出演してることはご存知でしょうが、ルドルフもエーアンとミルクの場面にいます。一番後ろにコソコソっといます。とうもろこし頭なので見つけやすいです。