2024年になり、あっという間に2月ですが、シンガポールでは今年は2/10が旧正月、元旦です
街は、赤赤赤、龍龍龍のおめでたムード。
とくに今年は辰年なので、昨年に比べて国民の気合の入りようを感じます
1月にもハッピーニューイヤー言い、
2月にも新年快乐(シンニィェンクァィラ〜)言い、
なんだかおめでた続きの得した?気分
そんなおめでたムードの中ではありますが、2月になったら書いておきたかったことを連連と。
在星歴の長い方は毎年のことでご存知と思いますが、私がシンガポールに来る前に知っておきたかったことのひとつに、2月15日のサイレンがあります。
渡星して3ヶ月ほどたった昨年の2月15日。
夕食を食べおわり一息ついていたころでした。
けたたましく鳴り響くサイレンに、母子ともに何事かと不安になりバルコニーから外の様子を伺いました。
18:20に国内に響き渡るときくそのサイレンは、
“ Total Defence Day 国防の日 ”
1942年2月15日は、シンガポールで日本軍と英連合軍が戦い、日本がシンガポールをのっとった日。
18:20は、英軍が降伏文書にサインをした時刻。
この日から、3年7か月、シンガポールは日本軍の占領下におかれ、多くの人々が苦しめられたという暗く重い事実は、知れば知るほど心が痛くなるものばかりです。
戦争、日本による占領下時代の悲劇を忘れない、
二度と繰り返さない、
自国を守ることを国民に訴えるために制定されたのが、
Total Defence Day。
このDefenceとは、軍事面だけでなく、市民、経済、社会、デジタル、心理の6つの面で、シンガポールの国家的課題に対しての防衛のことだそうです。
恥ずかしながら私はこのサイレンを聞いて調べるまで、毎年このサイレンがシンガポール全土に鳴り響くということを知りませんでしたし、日本に暮らしていたら2/15が何の日なんて気にもとめなかったと思います。
しかし、シンガポールに住む日本人として覚えておかなくてはならないことと思いますし、
シンガポリアンに口が滑っても、あのサイレンは何?なんて訊ねたらアウトなのではと思い、昨年の私と同じようにまだサイレンを知らない誰かに届いたら…という思いで、今日は大真面目に投稿しました。
読んでいただきありがとうございます。