モラと暮らしていた頃 モラがよく
『わからないとこがあったらパパに聞けよ。教えてやるから』
と言っていました。
モラは進学校を卒業しているので
勉強に関して とても自信があったようでした。
子供たちが部屋で勉強をしていると
『わからないとこないのか?』
と言ってノックもなしに部屋に入っていきます。
そしてわからないところを聞き出し、説明を始めます。
その説明がまず長い…
それでも子供が理解出来ないでいると
『なんでわかんないのよ!!これはこうなって、こうなるべや!!』
『普段から勉強してないから こんなこともわかんないんじゃね~のか!!あ⁉︎』
と どんどん責め始めるので 子供はパニクりオドオドし始めます。
オドオドしながら問題を解くと
大きなため息をつき、
『だからさっきおしえたべや!!なんでわかんないのよ!!頭おかしいんじゃないのか!!』
と ずっと怒鳴りながら勉強を教えます。
そして
『こんなに勉強出来なくて高校なんて行けないべや!高校行かないで働くのか⁉︎何の仕事するのよ!風俗嬢にでもなるのか!』
と言い放つのです。
風俗嬢の意味を知らない娘たちでしたが罵られていることは わかります。
散々怒鳴り罵りながら 結局教えてくれるのは1、2問。
そのあとは決まって
『パパの中学生の時は~』
『パパの高校生の時は~』
と どんなに勉強が出来たかの自慢と武勇伝を語り始めます。
語り出すと これまた長く、1~2時間は喋り、勉強を妨害します。
興味のない素振りを見せると またモラモラし始めるので 子供たちは懸命に感心しながら その話を聞いていました。
私もモラを子供部屋からおびき出そうと色んな作戦を試みましたが、熱く語り出したモラを止めることは なかなか難しいことでした。
最近、次女が
『ちょめちょめって そんなに勉強出来ないよ、自分のわかるとこはうるさいくらい教えてくるけど、ちょっと高度な問題聞いたら 自分の武勇伝喋りだしてごまかしてたからね』
って言っていました。
わからないとは言えないモラ。
まずい状況になっても過去の栄光を延々と喋り『パパってすごいだろ~』と思わせたかったようです。