16日、、、日暮れ前、、、


俺が【ゼロ】のお世話に行こうと、


車で山に上ってたら、


カーブを曲がったら、


道路に、


人が倒れて、、、血 流してた。


もう、すぐに


「 まずい! 」と、思って、、、


かなり急な坂のカーブ、、、


下りの車も、


けっこうスピード出る。


カーブ曲がって、



いきなり人が倒れてても、


たいがいの車が止まれないやろう。


すぐ助けないと


下ってくる車にはねられる。


もう、その人が目に映ってから、


ダッシュで、


【10秒以内】には、、、


その人を、かかえ上げて、


立ち上がらせたと思う。



同時に、


近くで工事をやってて


そこの【警備員】の人が 駆けよってきたが、


戸惑ってる感じで、


俺が、場を仕切って、


警備員の人に、


「 それを持って下さい。 それも、、、」


と、倒れてるおじさんの、


散乱してる【カバン】や【メガネ】、、、


【カバン】から飛び出た【財布】や諸々を、


【警備員】の人に頼んで、


俺は、


とにかく、おじさんを、急いで


道の端に移動させ、



そっと座らせた。




顔面から血が出てる。


「 頭、打ってますよね? 」


と言うと、


うなずく。


意識は しっかりしてるが、


【脳内出血】とかしてたら


たいへんなことになるんで、


「 【頭】 打ってて危ないんで、


   【救急車】 呼びます。 」


と、【119番】。


場所や、状況を伝えて、、、


そしたら


オペレーターの人が、俺に、


「 なぜ、そこに居合わせたんですか? 」


と、聞くので、


「 【野犬の保護活動】をやってて、、、」とか


くどくど言っても しょうがないんで、


「 山の上の方に【用事】があって、


 毎日、【山】を上ってる。 」と説明。


 それで、納得してくれて、


(ケガしてる人の)


「 年齢を聞いて下さい。 」というので、


聞きに行ったら、


「 55歳、いや、40~?? 」と自分の年齢を


相当 迷ってる。


絶対に【50代】とかじゃない。


どうみても、もっと【年齢】いってる。


「 お歳は、いくつですか? 」と


あらためて聞くと、


「 昭和25年、、、、 」と、


おそらく【生年月日】を言おうとしてるけど、


【年齢】が出てこないみたい。


そのやり取りが【オペレーター】の人にも


聞き取れてたみたいで、


「 頭 打ってらっしゃるから、、、

  

 はっきり言えないみたいですね。 」と。



【救急車】を待つ間、


【おじさん】と、【警備員】の人から


話を聞いたが、


【警備員】の人は、【倒れる瞬間】を


見てたらしくて、


「 ここ(坂を)走って下ってきて、


ここでバタ~!、と倒れた 」と、、、


【自分で】倒れたらしいが、


なんか、おじさんは、違うことを


言おうとしてたが、


はっきり分からない。


「 足がつまづいて、、、」と言ったが、


その後「 【自転車】と、、、」みたいな、


よく分からん。



しばらくして、

 

【救急車】が来てくれたが、


【本人(おじさん)】や、【俺たち】への聞きり、、、


【本人(おじさん)】は、


【救急隊】の人に、、、


「 【車】か【自転車】にぶつかって倒れた。 」と、


言ってて、


俺は 慌てた。


それだと【ひき逃げ事件】になってしまう。



それで、


「 こっちから走ってきて、

 【何にも】【ぶつからず】に

 おひとりで、【倒れた】 」と、


救急隊の人に、説明した。



おじさんが【倒れた】のと、


ほぼ【同時】に、【俺の車】が来たみたいで、



下手すると、「【俺】がはねた」ことにされてしまう。


なので、「何にも【ぶつかってない】」ことは、


しっかり伝えないといけない。


救急隊の人は冷静に


「 年齢も言えないようですね。

  【目撃情報】ありがとうございます。」


と、きちんと理解してくれた。



けっこう時間くったが、


あとは【プロ(救急隊)】の人たちが、


なんとかしてくれるんで、




俺は、【ゼロ】のお世話に向かった。



↓この日は、なんとか【ゼロ】に食べさせることができた。


↓けっこう食べてる。

↓食べ終わって、
 少し離れた場所から俺を見てる。


その後、、、

今日までの間、、、

食べさせれた日もあるが、


ここ【2~3日】は、

まったく【ゼロ】に出会えない日が続いてる。




そして、、、

うちの子たちの【心配事】、、、


【フィラリア】の【予防薬】をやる。


今、【アン】が、

病院での治療を失敗して(事前に入念に打ち合わせをしたにも関わらず、病院が打ち合わせ通りの治療をやらなかった)、

【フィラリア】の【アン】が、、、

危ない。

今、【アン】は、別の病院で、その後の対応をしてもらってる。

おそらく、【フィラリアの成虫】の【死骸】が
【肺動脈】に詰まったと思われ、

【呼吸】が苦しそうで、

かつ、【体温】が下がった状態が続いてる。


この状態で、あらたに【成虫の死骸】が流れてきたら、【アン】は助からない可能性がある。

だから、

今は【フィラリアの成虫】を死なせてはいけない。

ただ、この状況下でも、

あらたに【ミクロフィラリア】は、

生まれ続けている。

この【ミクロフィラリア】が【大量】にならないうちに、

【ミクロフィラリア】を【予防薬】で、

殺しておかないといけない。


しかし、

【ミクロフィラリア】が死んだだけでも、

【毛細血管】に詰まったり、

死骸から出る【有害な成分】で、

犬は【ショック死】する場合がある。

だから、

【フィラリア陽性】の犬に、

【予防薬】を与えるのは、

本当は、【凄く危険】なこと。



若い頃に、引き取った犬、、、

【フィラリア陽性】だったが、

病院から【ステロイド】や【予防薬】をもらって、

病院の指示に従って飲ませたが、

飲ませた【次の朝】犬は、死んでた。



【フィラリア】への対処は、

凄く【危険】なんよ。


最近の若い【獣医さん】や、

【保護活動】してる人たち、

その【危険度】を全く理解してない。



それでも、【予防薬】をやらないといけない。

なぜなら、【予防薬】をやらずに、

あらたに【フィラリア】の【成虫】が

増えてしまっても、

いずれ、【心臓内】が

【フィラリア】でいっぱいになってしまって、

【血液】を身体に送り出せなくなって、

犬は死んでしまう。


だから、【危険】でも、

【成虫】や【ミクロフィラリア】を増やさないために、

【予防薬】をやらないといけない。



危険だが【アン】にもやらないといけない。


ただし、

今の【アン】に、【フィラリアの成虫】の【死骸】が、【肺動脈】に流れ込んできたら、

たぶん助からない。


だから、

【予防薬】は、「何でもいい」というわけではない。

普通の【予防薬】は、

【ミクロフィラリア】と【幼虫】を殺すだけでなく、

継続利用してたら、【成虫】も殺してしまう。


そこで、うちは、

「【成虫】には【効かない】 」タイプの【予防薬】を、わざわざ取り寄せてもらって、

対処してる。



↓この日は、【ジローたち5匹】に【フィラリア】の【予防薬】をやる日。
この子たちは、全員【フィラリア陽性】。


【ショック死】させないために、
【前日】から【ステロイド】を飲ませて、
【予防薬】を飲ませる【1時間前】と【12時間後】も【ステロイド】を飲ませる。


↓そして、【予防薬】を飲ませたら、
最低【1時間】は、
本当に【ショック死】しないか見張る。





↑【呼吸】がおかしくなってないか、とか、
嫁さんと、二人で、そばに付いて見張る。

【成虫】は死なない特別な【予防薬】をやってるんで、

【ミクロフィラリア】での【ショック】だけを注意する。

万が一、【ショック】を起こして
【心肺停止】しても、

そばにいれば、俺なら、必ず救える。


この日、、、

【ジローたち】は、大丈夫だった。

しかし、本当は、【ジローたち】の方が、

【アン】より、【フィラリア】の寄生数

とか、


危険だろうと思う。


【アン】のことが落ち着いたら、


【ジローたち】も、あらためて、


新しい病院に、


【心臓内】の【フィラリア】の状況を確認に行く。



しかし、


まだ、【アン】は、危ない。


忙しくて、


なかなか書く時間が無いが、


【フィラリア】の【メカニズム】を書くんで、


【重症】な犬を【救った】経験の無い医者や、


【保護活動】をしている人は、


しっかり読んで欲しい。




【ケガ】の治療とかに使う【抗生物質】とかも、


実は【フィラリア】に【影響】するんよ。



【ケガ】の治療で、【抗生物質】を飲ませたら、


下手すると、【フィラリア】に効いてしまって、


犬が【ショック死】する場合があるよ。



どんな薬なら危なくて、


どんな薬なら大丈夫か、とか、



その薬の【使い方】とか、、、



「知ってれば」


「死なさずに済んだ」子が、


いっぱいいるはず。