私が子供の頃、両親は共働き(特に母親は昼は父親が働く
工場にパートへ夕方から別の工場にパートにと
遅くまで働いていました)で古い木造のアパートで
4人で慎ましく暮らしていました。
アパートにはお風呂が無く近くの親戚のお風呂を借りていました。
当時の私は幼稚園児で弟は2歳くらいでした。
冬は隙間風が入る寒い部屋で、弟と二人で両親の帰りを待つ日々。
クリスマスになると父親が親戚のお菓子屋さんから
小さなバターケーキ(当時は生クリームは高かった)を
買ってきてくれて4人で別けて食べました。
翌朝になると枕もとにはお菓子が詰めれた長靴があり、
サンタさんがプレゼントをくれたんだと喜んでたなぁ。
普段は玩具やお菓子は買ってもらえなかったので
クリスマスと誕生日だけは特別なんだと
その日が来るのをワクワクしながら待ったものです。
今は自分の誕生日もクリスマスイベントもしない我が家ですが
あの頃を思い出すと両親への感謝の気持ちでいっぱいに・・・
母親の体重を一昨日は測ったんですが
35キロを下回っていました。
小さくなった母親を今は見下ろす私。
少しでも楽をして貰えるように家のことをしています。
もちろん父親についても・・・
親離れできない私ですが今は良いんだと思っています。
いつまでも長生きしてもらいたい、今はそれだけ・・・