いらっしゃいませ。
元々別の存在であったものが、あたかも調和したかのように一つの存在になる。
北斗と南が祈ったり、二人が一人バロロームだったり、人それぞれ表現は様々ですが
「mariage de A et B、すなわちAとBがひとつのvie、命となるのです。」
おフランスではそう表現されるマリアージュ、英語ではマリッジ、日本語では結婚。
以前からワインとチーズの相性などで耳にしていたこの言葉も
最近の認知度の急上昇によって、ウイスキーに関しても普通に耳にするように。
アイラオイスターにアイラモルトをふりかけて食す。
コーヒーにアイリッシュウイスキーとたっぷりのクリームを。
ケイジャン料理を食べながらバーボンソーダを。
そんなそれぞれのウイスキーの生まれ故郷の食べ物、飲み物は勿論
チョコレート、ドライフルーツや燻製にショートブレッド、アイスクリーム等のスウィーツなどなど
様々な『口に入るもの』との相性について、お客様同士の会話や雑誌、TV等で語られています。
ANKIのように、食事を出さないお酒を楽しんで頂く為のBARでも、沢山のマリアージュがあります。
身体で感じる店の雰囲気、聞こえてくる音楽や会話、口に当たるグラスやグラスの中で踊る氷。
なるべく視界に入らないよう、そしてマスターとの会話の邪魔にならないようにしている
『僕』の忍者のような立ち振る舞いすらも、緻密に計算され尽くした“マリアージュ”なのです。
さて、現代では段々肩身が狭くなってきた『喫煙』という文化についてはどうなのでしょうか。
子供の頃にイメージしていた“カッコイイ大人”には、煙草の存在は不可欠だったように思います。
『僕』自体は煙草を全く吸わないのですが、それでも同じイメージを抱いていました。
両親共に(現在は2人とも全く吸いませんが)ヘビースモーカーだった子供の頃
真っ白に煙った車の中で、雨の日などは殺意(w)すら覚えていたハズなのに
それでも“カッコイイ大人”のイメージ像は、静かなバーカウンターでウイスキーと煙草でしたw
禁煙を謳うBARも増えてきているようで、習慣を切り替えられないお客様に
「禁煙禁煙って簡単に言うが、じゃあ一度喫煙してからもう一度禁煙と言ってみろ!」
そうお叱りを受けたバーテンダーも、中にはおられるようです。
勿論ルールはルールですので、そのお店では喫煙はされなかったようですが
やはり今まで喫煙OKだったBARという場所で、意識の切り替えはスグには出来ないですよね^^
特に、お酒が入るとほんのちょっとした事が、とても大げさに感じられたりもしますし。
ただ『僕』は喫煙者側の言葉より、禁煙・嫌煙者側の言葉のキツさの方がひどく感じられます。
確かにお酒の香りの邪魔になったり、ただ息をするだけでも煙の香りは鼻につくかもしれません。
それでも「灰皿もらえますか?」という言葉を聞いた瞬間に、懐から煙草を取り出した瞬間に
アナタはその喫煙者の方に、一体どんな表情を向けているのでしょうか。
日本人にとって、西洋人の方の香水はひどくキツく感じられますが、逆はどうなのでしょうか?
年配の、特に男性の方に加齢臭が…と簡単に言いますが、アナタは本当に大丈夫ですか?
仲間内で楽しそうに話しているその声は、周りの方も楽しめる声なのでしょうか?
何でもそうですが言い出せばキリはなく、どちらの言い分も100%間違っている訳ではありません。
それでもほんのちょっとした気持ちの持ちようや、言葉や表情の選び方で
自分も含めた、今、同じ場所にいる周りの方まで愉快にも不快にも出来るのです。
なんてもっともらしい事を書きつらねましたが、現実はなかなか難しいですよねw
心がけているつもりでも、ふとした瞬間に睨んでしまったり、キツイ言い方をしてしまったり。
ANKIは禁煙ではありませんので、煙を燻らせて心地良さそうな表情をされるお客様がおられます。
そんな時、周りに気を配るのがバーテンダーとしての仕事だと『僕』は思っています。
食べ物、飲み物とのマリアージュだけでなく、自分の飲み手としての心とのマリアージュ。
そんな目には見えないマリアージュも、是非楽しんでみて下さい。
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WILD TURKEY DIAMOND ANNIVERSARY 91p
ワイルドターキー ダイアモンドアニヴァーサリー 45.5度
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WILD TURKEY Ceramic ‘WILD TURKEY & SKUNKS’ 8年 101p
ワイルドターキー セラミック ‘野生の七面鳥とスカンク達’ 8年 50.5度
1986年に発売された、野生の七面鳥と様々な動物を模った陶器のボトルシリーズの1本ですね。
さて、『僕』も自分自身のマリアージュ相手を探しにゆきます……探さないで下さい。