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MSB Freak

まぁ、適当に

とりあえず、にゃんかなお嬢の話でも

2010年2月21日
チームK5th「逆上がり」公演が千秋楽を迎えた
と、同時に
オリジナルチームKが3年11ヵ月の歴史に幕を閉じた


2月中にも始動するという新チームKはチームKであってチームKでない
全く異なるフランチャイズを持つ集団となる
その意味で、『チームKが千秋楽を迎えた』のである


以前も書いたが、AKB48の正式3チームの中で最も混沌としたカオスの中にあったのがチームKである
AKB48全体の最年長と最年少がいたのもKだった
チームコンセプトが最もハッキリしなかったのもKだった
先行するAと後出のBに挟まれてもがき苦しんだのもKだった


つまり、最も過酷な戦いを強いられていたのがKだったのである


だからこそ、今やメンバーが「私たちは家族です」というほどの絆を持った唯一無二のチームとなった
仲間でもなく友達でもない
本来は赤の他人であるメンバーとの仲を、恥ずかしがりもせず「家族だ!」なんて言える集団があるだろうか


千秋楽のMCで松原夏海が言っていたように「芸能界は本来サバイバル。人の落ち度は見過ごすはずなのに、チームKのメンバーは臆せず指摘してくれる」というのも一つの現れであるように、まっすぐで熱い集団になったのだ



言わばチームBが『初日』に代表されるようにデビューまでの道のりが険しかったのだとすれば、チームKはデビュー後にドラマを持つチームであろう


常に比較され、2番手の位置に甘んじざるを得ないという環境
そして、メンバーの怪我による長期離脱があったり、ひまわり組での苛酷な待遇があったりと、決して平坦ではなかったその道のりは、今や彼女たちの誇りにすらなっている


「最初から満員だったKは苦労を知らない」
この言葉が彼女たちをどれほど傷つけ、追い込んだかは想像に難しくない


今や笑い話になっているが、初期にはメンバー間の争いも珍しくなかった
それほど彼女たちは真剣に向き合ってきたのだ
チームKという存在に対して



このK5th千秋楽をもって彼女たちのチームKの歴史は幕を閉じる


しかし、彼女たちそれぞれの歴史はまだまだ続く
ある者はチームAやチームBに、またある者はSDN48という別の枠ヘ進んでいく


その時、彼女たちがこれまで築き上げてきたこの3年11ヵ月は強い強い礎となるはずだ
この先、何かに迷った時、何かに挫けそうになった時、必ずや彼女たちを支える力になってくれるに違いない


例えAKBを離れる人がいたとしても
誰にも邪魔のできない絆が強い助けになると信じている


私も一人のファンとして、
その物語を見せてくれたメンバーたち全員に「ありがとう」と伝えたいと思う


大堀推しとして言うならば
「めしべ1万枚企画」の苛酷な1ヵ月を支えてくれたことに
心から感謝したい




桜舞い散る風の中


第一幕は終わりを告げる


そして、もうすぐに新たなステージの幕が開き


光輝く未来に向かって少女たちは歩きだす


あの時より少し大人になった姿を誇らしげに


顔を上げ、胸を張り、瞳を開いて


両足で舞台を踏みしめる


願わくは彼女たちの前途に幸多からんことを



拍手、拍手・・・

2009年8月に誕生したSDN48


タイトルだけはずいぶん前から出ていたし、メンバーがMCなどでその名前を口にすることもチョクチョあったのだが具体的な内容がわからないという、なんともAKBらしい状態が長く続いていたSDN


それが突如としてオーディション開始告知が流れ、大堀・野呂といった年長メンバーの兼任が発表され、といったように急展開を見せていく


この時点からこのSDN48という、「新チーム」と呼んでいいのか微妙な立ち位置のグループは、不思議な運命を背負ってしまった
どういった立ち位置で、どういった展開を考えてこの先進めていくのか
それは誰にもわからないままの船出となってしまったからだ


以前の話の中では「AKB48のメンバー内から選抜する」「シングル選抜のようなスペシャルチーム扱い」といったような話もあったのに、実際は新たなメンバーをオーディションで選抜し始め、レッスン開始後にAKBから兼任メンバーが出るといったような、毎度のごとき行き当たりばったりな展開が、かなり早い段階から透けて見えてしまった


最終的にはメンバーは20歳以上限定、公演観覧は18歳未満お断りというアダルトビデオのような制限がつく中、2009年8月1日にSDN48は1st公演『誘惑のガーター』を開始した


そのステージは事前の予想を覆す、非常に熱気溢れるものであった
開演当初はまだメンバーごとのポテンシャルの違いもあってぎこちない感じもあったが、それも公演を重ねるごとに薄れ、すごい勢いでクオリティは向上していった


公演周りの演出にも努力が見られ、overtureも雰囲気の異なるものにしてみたり、公演開始前にシアター内で流れる音楽もAKBとは全く関係のないものにしてみたりなど、差別化を目指す努力の跡は見られる


この際、公演のコンセプトであるらしい「踊りまくる公演」というものが実践されているかは不問としよう


だが、その他にも問題は山積したままであった


そもそも1st公演の初日が1週間遅れた
公式発表では「レッスンを進めたがステージに立たせるクオリティに達していないから1週間順延する」というものであったが、そんなわけがないことは明白だ


ステージビジネスというものに関わったことのある人なら分かるかもしれないが、公演日の変更というのは最重要な変更事項であり、滅多なことでは実施されない
普段、公演のクオリティ、特にダンス周りのことはコリオグラファーチームに任せきりで一切口を出さない秋元康の鶴の一言で公演が延期になるとは考えにくいし、それならば無期限延期とならなくてはおかしい


なぜその場で1週間で巻き返せるという判断ができるのか
不可思議な話だらけなのだ


その辺は実は後日談を整理すると実態が見えてくる


さる事情があって、7/25に初日をやるわけにはいかなかった
でも、早くSDNは始動させなくてはならない
なぜならば8月末の武道館で新体制の組閣発表を行い、そこで兼任メンバーの完全移籍を発表することは決まっていたから
だからこその8/1の初日設定

それだけの話なのだ



初っ端からコンセプト無視の所業が展開されたSDN48はその後も「?」な道のりを歩んでいく

当初はその名の通り土曜夜の公演を行うチームだったはずが、怒涛のごとく平日19時公演に設定されまくり、8月9月は研究生公演の枠を食いつくしていく


結果、大堀や野呂といった兼任メンバーはAKBのチーム公演とSDN公演のスケジュールが連続して4日連続公演になったり、浦野については1日のうちで昼とおやつはチームB、夜にSDNといったような一人3公演パターンに度々見舞われることとなった


さらにはチームBで正規メンバーである小原春香がアンダーとして加入してみたり、SKEのチームKIIにいた前田栄子改め手束真知子も移籍してきたり、混沌としたメンバー構成を見せ始める


その状態は2009年末でも続いており、当初10月に開始するといわれていた新体制の開始遅延(これもまたらしいといえばらしいのだが)も相まって、最近では通常チーム公演の穴までSDNが埋めているような状態になっている


以前には「絶対にやらない」と言われていた権利系もクリスマスの写真販売からポラが解禁されてしまったり、ある種の「AKBらしさ」が存分に溢れてしまっているのも事実だ



そんなSDN48
その専従メンバーはといえば想定以上に魅力あふれる布陣になっている

元・ギャルサー総長で本業は芸人のなちゅや、詩吟師範代でソロ歌手の経験もある大河内美紗などの前歴持ちや
CMや深夜番組でタレント活動をしている芹那や志村けんのコント番組にも出ていたチェン・チューといった現役タレントもいる


ただし、ほとんどはこのSDN48が芸能界デビューになる成人女性たちだ
中には30代というメンバーもいる
大学や会社を離れてSDNに賭けてきたメンバーもいる


その意味で、たびたび大堀恵が口にする「みんなにとってSDNはラストチャンス」という言葉は非常に重い


AKBメンバーよりもずっとリアルな話として、彼女たちには後がない
SDNがコケた時に抱えるリスクは想像を遥かに絶するレベルになっているはずだ


こう言っては差し障りがあるかもしれないが、最近話題になっている「研究生セレクション」だって、SDNの生き残り策に比べれば甘いものである
だって、年端もいかない少女たちは、AKBというステージから漏れても普通の中学生・高校生に戻ればいいのだ。それでいくらでもやり直しがきく


しかし、SDNメンバーはそう簡単には戻れない
何せ年齢が年齢なだけに戻る先は限られてしまう
新卒の内定を蹴ったというメンバーなどは、それがそのままリスクとして返ってきてしまう


また、戻れないリスクという意味では現AKB兼任メンバーも同様だ


例えばSDNがなくなったとしても、彼女たちがAKBの各チームに編入できるとは到底考えられない
せっかく総選挙で選抜に入ったばかりの浦野やゆかりんにとって、このリスクは必要な選択だったのであろうか
大堀や野呂といったAKBの中核を支えていたメンバーにとって、SDNへの移籍は何を意味するのか。どういった評価ととらえればよいのか
そして、AKBでは正規メンバーだったにもかかわらずアンダーとして加入することになった小原に至っては、私の個人的見解でいえば2回目の便利使いである


だからこそ、SDNは成功しなくてはならない


しかし、その最大の問題は『何をもって成功とするか決まっていない』ことであろう
単独でCDリリースができればいいのか
SDNだけで武道館コンサートができたらいいのか


それらの実現可能性は別にするとしても、何ができればSDNとしての成功なのか
これは恐らく秋元康も全く定義していないことであろう


このままではSDNはメンバーたちが経験を積むためもファームグラウンドになってしまう
AKBにも備わっているこの『実験と経験の場』という要素ばかりが前に出てくるという展開になりかねない
それでは余りにも切ない


SDNで夢を見ることはメンバーにもファンにも必要な要素であることは間違いない


各メンバーも色々な事情を重くその肩に背負っている

だからこそ
輝いてほしいと切に願う


色々と違うアプローチができるはずだし、それだけのポテンシャルをメンバーたちは備えている
その場を与えるのは周りの役目


それを、AKB以上に強く強く自覚して
この先の展開を考えてほしいというのが正直なところ


SDNでしかできない
SDNらしいコンセプト
今から再考しても遅くはない


まだ、夜は始まったばかりなのだから・・・