三角食べとは?

 

「三角食べ」を調べてみると、

70年代に学校教育などで推奨された食べ方で、

この図のように三角形に食べていきます。

 

 

少しずつ、同時に食べ進めることで

残さず食べて栄養素を満遍なく摂るという

メリットがあるそうです。

 

やがて学校教育から各家庭へと普及し

食事の躾で用いられた言葉らしいのです。

 

ご飯、味噌汁、おかずの

三角形で形成される

日本食ならではの食べ方でしょう。

 

 

三角食べに対して

同じものばかりを食べるのが

「ばっかり食べ」というそうで、

どちらも今回ググって知りました。

 

(画像は東京新聞様よりお借りしました)

 

 

私は母から「満遍なく食べなさい」

「残さず食べなさい」とは言われましたが

三角の形を言われたことはなかったです。

 

 

 

 

 

  外国人の夫が三角食べをせずに困っている

 

SNSにある国際結婚のコミュニティで

お悩み相談に寄せられた投稿だそうです。

 

国際結婚をしてる友人A子がこの事を読み、

ある日飲み会で話してくれました。

 

相談者さんが困ってるのは

子供のしつけを懸念しての事らしいです。

食の教育が関わるならしっかり考えたいものです。

 

が、今日は三角食べの良し悪しではなく

その習慣で育ってない外国人が

「それをしないのは問題なのか?」

というお話です。

 

そもそも食事の形態は国によって違うし

三角食べのように全てを同時に食べるのは

主にアジアに多い食べ方です。

 

欧米でもライスが主菜に添えられていれば

同時に食べる事はよくあります。

が、そこに頻繁にスープを挟むかと言えば

これはやはり日本独特ですね。

 

 

  食べ方の一例でありマナーではない

 

このお悩み相談には多くのコメントが付き

結構な反響を呼んだそうです。

 

その中には

「うちの外国人夫も同じで困ってます」

「うちは子供がいないので好きにさせてます」

 

など賛否両論ですが、中には…

 

「私の母が三角食べをしない主人に驚いてます」

というのがあり、

外国人が三角食べをする習慣がないのは

習慣の違いなのですが、それをしないことを

「驚き」と受取る人がいるのですね。

(年配の方なのだとは思いますが)

 

詳細は不明ですが、三角食べをしない事を

マナー違反の目で見ていないといいですね。

 

躾=マナーと思われがちですが、

三角食べは”残さず食べて栄養を摂るための

食べ方の提案”だと私は考えています。

 

 

  楽しく食べてるのならそれでいいのでは…

 

外国人のご主人は日本社会で、

または日本の会社で相当なストレスで

毎日の生活を送ってることでしょう。

 

食事くらいは好きに食べてもいいのでは?

と個人的には思います。

 

が、うちには子供がいないし、

子供さんへの躾は各家庭で違うので

ここで私がとやかく言うのは

余計なお世話になってしまいますね。

 

お子さんと言っても、

理論的な説明がまだわからない

幼いお子様を持つお母様としてみれば

これは切実な問題なのかも知れません。

 

が、そこは色々と工夫をして

どうにか乗り切ってほしいと思います。

 

 

  食習慣はパーソナルなもの

 

国際結婚をしてる人は私の周りは多く、

食生活は家庭により千差万別です。

 

この話を持ってきたA子自身も

もはや三角食べをしていなくて、

・サラダを食べてから、

・温野菜添えのメインディッシュ(肉or魚)

・最後にご飯とお漬物とお味噌汁

といった三段階方式で提供するらしく、

これはご主人の体調のためだそうです。

 

が、子供は肉と一緒にご飯を希望する事もあり

その時は出してあげるとか。

とても工夫してるんですね。

 

 

もし仮に外国人のご主人や奥様が

三角食べをしなくても…

 

・残さず全部食べてくれるグッ

・満遍なく栄養素を摂れているグッ

・家族で楽しく食べているグッ

これらが満たされているのなら満点にも思えます100点

 

そしてお子さんの物心がついたら

・お父さんが三角食べをしない理由OK

・さらにお母さんが子供達には

 「三角食べをしなさい」と言う理由OK

これらが説明できればいいと思います100点

 

 

  三角食べは推奨されなくなっている?

 

近年は三角食べにはデメリットもあり、

特に噛まないで食べる人には不向きだそうで

味噌汁で流し込むからなのかな?

 

また日本人の食生活も大きく変化して

ごはん、味噌汁、おかずの三角形ではない

新たな食事の形式も出てきました

カレーライス、麺類委、丼物、ワンプレート等です。

 

 

このように日本人の食生活は

時代や流行の移り変わり、研究の成果によって

大きく変わってきました。

もはや三角食べを推奨する必要もなくなってきたのでしょう。

 

 

  口内調味…とは!?

 

今回ググって知ったのは

三角食べの効果に「口内調味」という

口の中で食べ物を混ぜ合わせる食べ方?

があり、これに対して実は多くの現代人は

不快感を覚えるそうです。

 

口内にまだ食べ物があるのに

次のひと口を入れてしまうからでしょう。

 

前述の「噛まない傾向にある」のも

口内のご飯とおかずを味噌汁で流し込みからだとか。

 

 

 

丼やワンプレートのように

ごはんとおかずが既に一緒にあるのなら

ご飯におかずを乗せる形で

同時に口に運ぶのはいいと思います。

 

またご飯とおかずのお皿が分かれていても

お肉一切れを取って、ごはんの上に乗せて

一口で食べるのはいいと思いますし、

焼肉屋さんでは多くの人がそうしてますね。

 

ここですでに三角食べの概念は私にはありません。

形や順序よりも大事なのは本質であり、

要は、満遍なくグッド!、残さずグッド!

そしてここが大事 → 楽しく‼ラブ

これでもう何もいりませんね。

 

 

メモあとがきコーヒー

「三角食べ」は何かを普及させようとする時

名称を付けて国民に印象付けようとする

日本社会の特徴だと言えます。

 

 

 

今日もお付き合いありがとうございました虹

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