30年位前のインドではよく
チャイやヨーグルトの容器として
素焼きのテラコッタを用いていた。
路上のチャイ屋では飲み終わったら
カップを地面に叩きつけて割る。
↑原材料は土だけなのでいずれ大地に還る。
究極なエコなのだ。
が、素焼きのカップを使うチャイ屋も
ヨーグルト屋もだんだん見かけなくなった。
↑素焼きポットのヨーグルト、懐かしい~!
素焼きのカップで飲むラッシーもあった。
ミルク系と相性がいいようだ。
私は、この素焼きのヨーグルト屋が忘れられず
家でも素焼きポットでヨーグルトを作っている。
作り方は簡単、ヨーグルトを少し入れて、
そこにミルクを入れ、かき混ぜる。
暖かい所に置いておくと半日〜1日で
固まってヨーグルトとなる。
↑水分が抜けてしっかりとしたヨーグルトになる。
↑ネットで購入したもの。我が家の2代目。
初代のポットは洗った後の乾燥に失敗して
カビがはえてしまった。
↑テラコッタが水分を吸収し、表面に
汗をかいてるのがわかる。
キッチンペーパーを敷くと濡れてくる。
↑2日経過。
水分が抜けてしっかりしたヨーグルトになる。
↑クリーミーでゆるいヨーグルトが好きなら、
下の方には水分が残っている。
うちはヨーグルトメーカーとテラコッタの
二刀流でヨーグルトを作っている。
ヨーグルトはもはやデザートでなく、
肉系のお料理と合わせるための名脇役。
この食べ方は中東やコーカサス地方や
インドで学んだ生活の知恵で、
ケバブやピラフなど同じ味が続いても
ヨーグルトを食べながらだと食が進む。
「ヨーグルト=デザート」という概念は
完全に無くなり、身体にも良いし、
お通じも良くなり、やめられなくなりました。
↑温度調整ができる優れもの。
牛乳パックのままでもいいし、
長細いプラスチックの容器と
長いスプーンが付いてくる。
↑乾いた後、すぐにしまわず、出しっぱなし。
風通しよくすればカビ知らず。
年季で味わいが出て来た。
自家製ヨーグルトを作る上で
大事なことはヨーグルトを作る前に
あらかじめ、ポットやフタ、スプーンなどに
熱湯をかけて消毒しておくこと。
そして温度管理だと思う。
↑今も探せば素焼きカップのチャイ屋はあるらしい。
↑近年、台頭したチャイグラス。
作りが丈夫で割れにくい。
友人は割ってしまい、弁償させられたが…。
注)ヨーグルトが固まらない場合
ヨーグルト種と牛乳を混ぜたら、暖かい所に置くのが
良いとコーカサス地方でも言ってました。
が、寒い日などは半日でも固まらない場合があります。
その際は、使い終わってまだ暖かいオーブンに入れて
しばらく置きっぱなしにすると固まります。
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